シミュレーション プローブ

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回路デザインを確認するために、Altium Designer 16 では、シミュレーション プローブ機能を追加しました。プローブを配置して、電圧、電力、電流をテストして、回路の動作を予測できます。

利用方法

シミュレーションプローブは、以下の方法で利用できます:

  • メインツールバーから、Simulate » Place Probe をクリックします。目的のプローブを選択します。
  • Mixed Simulation ツールバーを使用します。このツールバーを開くには、例えば、Help の隣で右クリックし Mixed Sim を選択します。ワークスペースに Mixed Simulation ツールバーが表示されます。ツールバーは、ワークスペースでフローティング状態にしたり、ドラッグアンドドロップして枠に固定できます。

プローブの選択

Mixed Sim ツールバーには、プローブを配置するボタン(Voltage Probe、Voltage Difference Probe、Current Probe、Power Probe)があります。

  • Voltage Probe - 電圧を確認します。このプローブは、ワイヤ、またはピンに配置できます。
  • Voltage Differences Probe - 電圧変化を確認します。Voltage Differences Probe は、2 つのプローブ(正 (+) と負 (-))を配置できます。これらのプローブは、ワイヤ、またはピンに配置できます。
  • Current Probe - 電流を確認します。このプローブは、ピンにだけ配置できます。
  • Power Probe - 電力を確認します。このプローブは、ピンにだけ配置できます。

プローブを選択した後、回路図内のワイヤ、またはピンに配置できます。You can place multiple probes at once, or, after placing one probe, 配置モードを終了するには、右クリックします。あるいは、異なるタイプの複数のプローブ(例えば、2 つの Voltage Differences プローブと Power プローブ)を配置できます。

プローブデータの確認

シミュレーションを使用する時、Analyses Setup ダイアログを使用して、解析タイプ、シミュレーションの範囲、解析する信号を定義できます。Analyses Setup ダイアログを表示するには、Mixed Sim ツールバーの をクリックします。このダイアログ内で、SimView Setup を Show active probes へ設定して、プローブを配置した箇所の波形がSDFファイルのチャートへ正確に反映されます。

SimView Setup のドロップダウンメニューから Show active probes を選択。
SimView Setup のドロップダウンメニューから Show active probes を選択。

あるいは、SimView Setup から Show active signals/probes を選択して、信号(ネットラベルやパワーポート)とプローブを配置した箇所の波形が表示されます。信号、またはプローブの表示を切り換えるには、Show Active Probes/Signals をクリックします。

シミュレーションを実行するには、 をクリックします。シミュレーションを実行すると、SDF ファイルが開き、そこにシミュレーション結果が表示されます。複数のプローブを配置している場合、波形は、個々に表示されます。回路図と SDF ファイルを同時に表示する場合、ワークスペースを分割表示すると、より見やすくなります。

回路図と SDF ファイルを横に分割して表示。 SDF チャートは、ProbeTest ネットに配置したVoltage Probe
回路図と SDF ファイルを横に分割して表示。
SDF チャートは、ProbeTest ネットに配置したVoltage Probe による波形(上/青)と、RF 抵抗の隣に配置したPower Probe による波形(下/緑)を示します。 

プローブを移動して、様々な箇所の波形を確認できます。プローブを配置、または移動した時、SDF ファイルの波形画面を更新するには、シミュレーションを再実行する必要があります。シミュレーションを再実行した時、新しくプローブを配置した箇所の波形が個々に表示されます。プローブを削除した場合、その波形も削除されます。

波形をより見やすくするために、太線で表示できます。波形を太線にするには、右の波形名(例えば、上図の青色の ProbeTest)をクリックします。デフォルトで、波形を太線に設定することもできます(SDF ドキュメントの任意の場所を右クリックし、Document Options を選択します)。

制限

  • 全ての回路のシミュレーションを実行できるわけではありません。シミュレーションを行うには、各コンポーネントにシミュレーションモデルが必要です。コンポーネントにシミュレーションモデルが割り当てられているか確認するには、Libraries パネルを使用します。詳細については、Mixed Simulation ページをご覧ください。
  • Voltage Difference プローブは、ペアで配置する必要があります。
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注記

利用できる機能は、Altium 製品のアクセスレベルによって異なります。Altium Designer ソフトウェア サブスクリプション の様々なレベルに含まれる機能と、Altium 365 プラットフォーム で提供されるアプリケーションを通じて提供される機能を比較してください。

ソフトウェアの機能が見つからない場合は、Altium の営業担当者に連絡して 詳細を確認してください。

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