新しい PCB デザインルール

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Creepage Distance (沿面距離)

このデザインルールは、対象の信号間に関して、基板の非導電性表面と基板端の沿面距離が指定した沿面距離と同じ、またはそれより短い時に違反として示します。このルールは、対象のネットに最も近い箇所を識別し、X-Y 平面と Z 平面でそれらの間の距離をチェックします。これは、基板の長穴や穴の端をたどります。Electrical ルール カテゴリに新しい Creepage Distance ルールを追加しました。

  • Where the First / Second Object Matches - これは、2項ルールです。First Object Matches は、指定した沿面距離を維持する必要があるネットを設定します。Second Object Matches は、Creepage distance を First Object から離す必要があるネットを設定します。
  • Creepage Distance - First Object 上の個所から Second Object 上の個所までが、この距離と同じ、または短い時、ルール違反として示されます。

沿面距離は、ボード カットアウトや、ノンスルーホール パッド穴の周りで計算されます。沿面距離は、ボード カットアウトや、ノンスルーホール パッド穴の周りで計算されます。

Return Path (リターンパス) デザインルール

Return Path デザインルールでは、ルールで対象にした信号の上、または下にあるリファレンス層上の連続した信号のリターンパスをチェックします。リターンパスは、信号層上に配置したフィル、リジョン、ポリゴンから作成するか、またはプレーン層にすることができます。

リターンパスの層は、選択したインピーダンス プロファイルで定義したリファレンス層です。High Speed ルールカテゴリに新しい Return Path デザインルールを追加しました。

  • Where The Object Matches - 対象となる信号ネットを設定します。次のオプションがあります: (Net、Net Class、Layer、Net and Layer、Custom Query)。

Max length Ignore - indicates the maximum allowable length of the conductor that can extend beyond the edge of the reference plane to where the conductor has an entry or exit point from this signal layer (eg via hole, contact pad, etc). During the check, the error will be ignored if the distance does not exceed the allowed value (default value is 0 mm).

  • Exclude Pad/Via Voids - 有効にした時、対象にしたネットに属するパッドやビアの周りのクリアランスで作成されたリターンパスの開口は、違反として示されません。
  • Minimum Gap to Return Path - 導体の端から、リターンパスのプレーン/ポリゴンの外側の端までの最小ギャップを示します。このチェックは、導体の全長に沿って適用されます。このギャップが Minimum Gap to Return Path 値 (デフォルト値は、0 mm) と同じ、またはそれより短い場合、エラーとして示されます。
  • Impedance Profile - このルールで対象にしたネットのインピーダンス プロファイルを選択します。このプロファイルは、対象となる信号のリターンパスを形成する層を指定します。レイヤスタックを選択したら、信号層とリファレンス層がダイアログの表に表示されます。

Return Path ルールの違反詳細を有効にして、容易にエラー箇所を確認できます。

Advanced Settings ダイアログ の PCB.Rules.ReturnPathIgnoreArea を設定して、小さい銅箔領域をエラーの検出から除外できます。

 

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