WorkspaceManager_Err-NetsWithMultipleNamesNets with Multiple Names_AD - Version: 1.0

親カテゴリ: Violations Associated with Nets

デフォルトのレポートモード:

概要

この違反は、ネットに複数の名称が含まれていると検出されたときに起こります。

通知

回路図でコンパイラerrorとwarningを表示するように設定している場合 (PreferencesダイアログのSchematic - Compilerページで有効化)、問題のオブジェクトの下に色付きの波線が表示されます。オブジェクトにマウスを合わせると、違反を要約したヒントがポップアップ表示されます。Messagesパネルには、以下の形式の通知も表示されます:

Nets <Identifier> has multiple names (<NameList>)

上記は、以下を示します:

• Identifierは、接続のタイプとネット名を表します。接続タイプは、以下のいずれかです:
  • Wire - identifierは、Wire NetName (例、Wire DTSA) の形式で表示されます
  • Bus - identifierは、Bus Slice NetName (例、Bus Slice A[0..7]) の形式で表示されます
  • Bus Element - identifierは、Element[n]: NetPrefix (例、Element[0]: A) の形式で表示されます
• NameListは、問題のネットに関連して発見された名前すべてのリストで、カンマで分けられています。これらの名前は、接続されたネットラベル、シートエントリ、パワーポート、およびオフシート コネクタから取られます。

推奨する解決策

この違反は、特定のネットに関連するネット識別子をすべて同一にすることにより解決できます。しかしながら、多くの場合、特定のネットに異なる名前を用いることには利点があります (例えば、階層デザインにおいて、異なるブランチに該当のネットが存在するとき、これらのブランチを伝送される信号を表す場合です)。同様に、特定のシートシンボルのシートエントリを記述するために、入力/出力ワイヤ、あるいはバスに関連付けられたネットラベルと異なる名前を用いたいと思うかもしれません。

デザインでネットに複数の名前を自由に用い、違反メッセージがMessagesパネルに表示されるのを避けるには、Options for Projectダイアログ (Project » Project Options) のError Reportingタブで、このタイプの違反に関するReport ModeをNo Reportに設定するだけです。

ヒント

• Object Hintsは、PreferencesダイアログのSystem - Design InsightページでEnable Connectivity Insightオプションが有効な場合のみ表示されます。Connectivity Insight Options領域内のObject Hintsに関連するコントロールを利用して、そのようなヒントの起動方式を決めることができます (マウスを合わせる、またはAlt+ダブルクリック)。