マルチボードの設計
多くの製品には、複数の連結した基板が含まれています。これらの基板を筐体内にまとめ、正しく接続させるのは、製品開発プロセスで難しい段階です。ネットが、各コネクタに正しく割り当てられていますか? コネクタの向きは、正しいですか? プラグイン基板は、適合していますか? 全ての接続した基板は、筐体に適合しますか? 製品開発サイクルの後半でのミスは、再設計のコストと、市場投入の遅延です。
これを管理するには、システムレベルのデザインを対応する設計環境が必要です。理想的には、これは、機能システム、または論理システムの両方を定義できる設計環境であり、様々な基板を接続でき、論理的にも物理的にもそれらが正しく接続することを確認できる環境になります。
Altium NEXUS では、エレクトロニクス製品の開発プロセスをシステムレベルのデザインで行えます。
論理的なシステムデザイン
全体のシステムデザインは、Multi-board プロジェクとして Altium NEXUS で作成されます。そのプロジェクト内で、論理的なシステムデザインは、マルチボード回路図にモジュールを配置して描画されます。そこで、各物理的な基板は、モジュールによって表現されます。各モジュールは、そのプロジェクト内の PCB プロジェクトや基板を参照します。
モジュールがマルチボード回路図で互いに接続されたら、基板間の接続を確認できます。これにより、ネット対ピンのエラーや、ピン同士の接続のエラーを検出できます。これらのエラーを解決して、修正内容を PCB プロジェクト、またはソース回路図へ反映できます。
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物理的なボードアセンブリの作成
ほとんどの基板は、単体で存在せず、他の基板と組み合わせます。そして、基板のアセンブリは、ケース、または筐体内に収めます。設計プロセスのこの段階を進める手助けとして、マルチボード アセンブリを作成できます。
マルチボードアセンブリ エディタでは、個々の基板を回転、整列したり、互いに接続できます。また、他の基板、アセンブリ、または STEP フォーマットの MCAD モデルを含む他の部品をインポートして、アセンブリに配置できます。
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