WorkspaceManager_Err-NetsContainingMultipleSimilarObjectsNets Containing Multiple Similar Objects_AD
Created: 12月 09, 2019 | Updated: 12月 09, 2019
| Applies to versions: 2.1, 3.0, 3.1 and 3.2
現在、バージョン 3.1. をご覧頂いています。最新情報については、バージョン WorkspaceManager_Err-NetsContainingMultipleSimilarObjects((Nets Containing Multiple Similar Objects))_AD の 4 をご覧ください。
親カテゴリ: Violations Associated with Nets
デフォルトのレポートモード:
概要
この違反は、同じタイプ (ピン、ポート、シートエントリ)、および電気的に同じI/O仕様で、2つ以上のオブジェクトが、同じ親ネットにおいて相互に接続されていることが検出されたときに起こります。例えば、Input Port
同士が接続されている場合です。
通知
回路図でコンパイラerrorとwarningを表示するように設定している場合 (PreferencesダイアログのSchematic - Compilerページで有効化)、問題のオブジェクトの下に色付きの波線が表示されます。オブジェクトにマウスを合わせると、違反を要約したヒントがポップアップ表示されます。Messagesパネルには、以下の形式の通知も表示されます:
Net
<NetName> contains multiple
<ObjectType> (
<ObjectList>)
上記は、以下を示します:
- NetNameは、問題のネットの名前です。
- ObjectTypeは、問題のネットで発見された複数のインスタンスを持つオブジェクトのタイプです。このエントリには、オブジェクトの電気的タイプも反映されます。
- ObjectListは、問題のネットで発見されたインスタンスすべてのリストで、カンマで分けられています。
推奨する解決策
Messagesパネル内で選択された違反について、パネルのDetails領域を利用して、問題のオブジェクトを素早くクロスプローブ表示します。接続されたオブジェクトが、実際に接続の問題を引き起こしているかどうかを見定め、問題を起こしている場合は、1つ、あるいは両方のI/O仕様を変更します。
オブジェクトが余分な場合、デザインから削除します。オブジェクトを他の部品と配線する予定があるのに、誤った接続先と接続されていた (そのために誤ったネットの部品となっている) 場合、現在のネットから切り離し、正しいネットに配線されていることを確かめます。
ヒント
- このタイプの違反に使用されるレポートモードは、特定のオブジェクトタイプ、電気的なI/Oタイプ、およびOptions for Projectダイアログ (Project » Project Options) のConnection Matrixタブで定義したレポートレベルによって異なります。
- Options for ProjectダイアログのError ReportingタブでのReport Mode設定は、このタイプの違反に対してMessagesパネルに表示されるReport Modeの設定には全く影響しません。しかし、この設定は、デザインワークスペース内で直接、行われるオンライン (リアルタイム) のエラーレポートで使用されます。オンライン レポートの管理は、PreferencesダイアログのSchematic - Compilerページで利用できます。特定のオブジェクト タイプとI/Oタイプの組み合わせについて、Connection Matrixで
No Report
と設定されている場合、オンラインのエラーレポートは表示されないことに注意してください。 - Object Hintsは、PreferencesダイアログのSystem - Design InsightページでEnable Connectivity Insightオプションが有効な場合のみ表示されます。Connectivity Insight Options領域内のObject Hintsに関連するコントロールを利用して、そのようなヒントの起動方式を決めることができます (マウスを合わせる、またはAlt+ダブルクリック)。