Differential Pair Net Connection Polarity Inversed
Created: 10月 01, 2018 | Updated: 7月 01, 2024
| Applies to versions: 1.0, 1.1, 2.0, 2.1, 3.0, 3.1 and 3.2
現在、バージョン 3.1. をご覧頂いています。最新情報については、バージョン Differential Pair Net Connection Polarity Inversed の 4 をご覧ください。
親カテゴリ: ネットに関連する違反
デフォルトのレポートモード:
概要
この違反は、差動ペアネットの極性が、接続された差動ペアピンの極性と異なるときに起こります。例えば、positiveネットがnegativeピンに接続されている、或いはその逆の場合です。
通知
回路図でコンパイラerrorとwarningを表示するように設定している場合 (PreferencesダイアログのSchematic - Compilerページで有効化)、問題のオブジェクトの下に色付きの波線が表示されます。オブジェクトにマウスを合わせると、違反を要約したヒントがポップアップ表示されます。Messagesパネルには、以下の形式の通知も表示されます。
Inversed connection on differential pair
<PairName>: net
<NetName> is connected to pin
<PinDesignator> (
<Polarity>)
上記は、以下を示します:
- PairNameは、差動ペアの名前です (例:
V_TX1
)。 - NetNameは、問題のネットの名前です (例:
V_TX1_P
)。 - PinDesignatorは、問題のネットが接続されているデバイスピンのデジグネータです (例:
E6
)。 - Polarityは、ピンの極性です (例:
negative
)。
推奨する解決策
MessagesパネルのDetails領域を用いて、接続された差動ペアピンを素早くクロスプローブ表示します。接続されたワイヤに接触しているネットラベルと、ピンの極性が一致していることを確かめます。例えば、ピンの名前がIO_L02N_0
、およびネットラベルがV_TX1_P
の場合、ネットラベルをV_TX1_N
に変更します。
このタイプの違反メッセージが表示される場合 (ペアのpositiveネットがデバイスのnegativeピンに接続され、同じペアのnegativeネットがpositiveピンに接続されている場合)、接続されているネットラベルを交換するだけです。
ヒント
- Object Hintsは、PreferencesダイアログのSystem - Design InsightページでEnable Connectivity Insightオプションが有効な場合のみ表示されます。Connectivity Insight Options領域内のObject Hintsに関連するコントロールを利用して、そのようなヒントの起動方式を決めることができます (マウスを合わせる、またはAlt+ダブルクリック)。