Excel BOM に設計データを含める
BOM 生成に関する一般的な方法は、BOM データを Altium NEXUS から、企業が推奨する Excel フォーマットのスプレッドシートへ エクスポートすることです。BOMは、Report Manager ダイアログ(以下から表示できます)から生成されます:
レポートマネージャの Export Options には、Microsoft Excel Worksheet
がオプションとして含まれています。このオプションを選択すると、事前に定義した Excelテンプレートを Excel Options のドロップダウンで選択できます。レポートマネージャ でExport ボタンをクリックすると、BOMデータは新しい Excel Worksheet(選択した Excel テンプレートに定義されているフォーマットで)へ読み込まれます。
Field
Field ステートメントは、1 つのパラメータ(例えば、BOM の上部に表示する Title)をマップするために使用します。Field 宣言は、下図に示すように、渡された値に置き換えられます。
Field は、以下のフォーマットで使用します:
Field=FieldName
例えば、Field=Currency
Field は、テンプレートのColumn 領域の上、または下に定義する必要があります。
Column
Column 宣言は、コンポーネントごとのパラメータ(例えば、各コンポーネントのデジグネータ、内容説明、ユーザ定義のパラメータ等)をマップするために使用します。これには、行番号、PCB ロケーションデータ、BomDoc へ入力したカスタム列データ(プロジェクトに BomDoc がある場合)も含めることができます。テンプレート内の Column 宣言は ColumnName 文字列に置き換えられ、下の 2 つの画像で示すように、各行に BOM Item の column 値が表示されます。
Columnは、以下のフォーマットで使用します:
Column=ColumnName
例えば、Column=Designator
注意:
- テンプレートで定義した各 column には、転送されたそのデータが レポートマネージャ のその列に表示される必要があります。
- データは、レポートマネージャ と同じ行順で Excel スプレッドシートに表示されます。必要に応じて、レポートマネージャ の列のソートやサブソート機能を使用して、行をソートできます。
プロジェクトレベルの情報は、通常、Field= ステートメントを使用して BOM ドキュメントのヘッダへマップします。
Field | 内容説明 |
---|---|
Currency | Report Manager ダイアログの Supplier Options 領域で選択した通貨。 |
DataSourceFileName | BOM データに使用したソースのファイル名。 |
DataSourceFullPath | BOMデータに使用したソースのフルパスとファイル名。 |
GeneratorDescription | BOM の場合、この欄には、Bill of Materials が表示されます。 |
GeneratorName | ジェネレーターの名称 - レポートマネージャで出力が生成される時の BOM。 |
OutputName | レポートマネージャ で表示する BOM の表題("For BOM Document [<DataSourceFileName>]" のテキストを除く)。 |
OutputType | BOM の場合、この欄には、BOM_PartType が表示されます。 |
PCBDataSourceFileName | PCB データソースのファイル名。 |
ProductionQuantity | Report Manager ダイアログで定義した生産数量。 |
ProjectFileName | PrjPcb ファイルの名称(ファイル拡張子を含む)。 |
ProjectFullPath | フルパスとプロジェクトファイル名。 |
ReportDate | レポートが作成された日付。 |
ReportDateTime | レポートが作成された日付と時間。 |
ReportTime | レポートが作成された時間。 |
TotalQuantity | BOM Items Quantity 列の値の合計。 |
Title | BOM Reports ダイアログの上部で表示した表題。 |
VariantName | Variant Management ダイアログで定義したバリアントの名称。 |
VersionControl_RevNumber | 現在の BomDoc のレビジョン。 |
VersionControl_ProjFolderRevNumber | 現在のプロジェクトのレビジョン(Commit Whole Project が実行された時、インクリメントされます)。 |
<UserProjectParameter_n> | ユーザ定義の UserProjectParameter-n に割り当てた値を表示。 |
ドキュメントとプロジェクト パラメータのマッピング
上記にリスト表示した Field ステートメントと同様に、回路図ドキュメント パラメータ(回路図ドキュメントの Properties パネルで入力したデフォルト パラメータとユーザ定義のパラメータ)とプロジェクト パラメータ(Options for PCB Project ダイアログ)も、Field、または Column として使用できます。
Address1 | Address2 | Address3 |
Address4 | ApprovedBy | Author |
CheckedBy | CompanyName | ConfigurationParameters |
CurrentDate | CurrentTime | Date |
DocumentFullPathAndName | DocumentName | DocumentNumber |
DrawnBy | Engineer | ImagePath |
Index | ModifiedDate | Organization |
Revision | Rule | SheetNumber |
SheetTotal | Time |
BOM Item 情報のマッピング
BOM の主要な領域は、BOM Item の表です(通常、各コンポーネントに行を使用)。この表の各 column は、コンポーネント プロパティ(例えば、designator、value等)を示します。Column は、以下のフォーマットでコンポーネント プロパティ/パラメータ(BOM 列の表題)を入力して定義します:
Column=ColumnName
例えば、Column=Description、または Column=Designator
Column 情報は、以下のような様々なソースから入手できます:
これらの ColumnNames は、全てのコンポーネントに利用できます
Comment | ComponentKind | Description |
Designator | DesignItemId | Footprint |
LibRef | LogicalDesignator | PartType |
PhysicalPath | Quantity | UniqueIdName |
UniqueIdPath | <UserParameter_n> |
PCB コンポーネントのロケーション情報も含めることができます。これらの列を使用するには、Report Manager ダイアログで Include Parameters From PCB オプションを有効にする必要があります。
Center-X(Mil) | Center-Y(Mil) | Center-X(mm) | Center-Y(mm) |
Pad-X(Mil) | Pad-Y(Mil) | Pad-X(mm) | Pad-Y(mm) |
Ref-X(Mil) | Ref-Y(Mil) | Ref-X(mm) | Ref-Y(mm) |
Layer | Rotation |
サプライヤーからオンラインデータを取得して、BOM へ含めることができます。これらは、ライブで更新され、BOMが生成された時、取得されることに注意してください。複数のサプライヤーを、各コンポーネントに設定できます。以下の表では、これらは、Supplier Info x(x は、適切な数に置き換えます)として記述されています。
Manufacturer x | Manufacturer Part Number x | Supplier x |
Supplier Currency x | Supplier Order Qty x | Supplier Part Number x |
Supplier Stock x | Supplier Subtotal x | Supplier Unit Price x |
ユーザ定義の列は、同じ方法で含めることができます:
Column=ColumnName