CR-5000からの インポート
Altium NEXUSには、Import WizardからZuken®CR-5000™ファイルをインポートする機能があります。CR-5000の設計ファイルをAltium NEXUSのファイルにすばやく簡単に変換できるこのウィザードは、順を追ってインポートプロセスをガイドし、プロジェクトの回路図やPCBの部品の処理とそれらの関連性の管理を行います。
CR-5000インポーターは、ソフトウェアの拡張機能としてAltium NEXUSに含まれており、有効にすると、[Zuken CR-5000 Design Files] インポートオプションがImport Wizardに追加されます。
Zuken CR5000インポーターの拡張機能
インポーターを使用するには、最初に、（ワークスペースの右上の
コントロールをクリックして [Extensions and Updates] を選択して表示される）[Extensions & Updates] 画面で、[Installed] タブの [Software Extensions] 領域に [Zuken CR5000 Importer] 拡張機能が含まれていることを確認します。
[Zuken CR5000 Importer] 拡張機能が表示されない場合やインストールされていない場合は、インストールする必要があります。インストールするには、[Extensions & Updates] 画面を表示し、[Purchased] タブを開きます。ここに [Zuken CR5000 Importer] 拡張機能が表示されています（拡張機能はアルファベット順に表示されます）。 
をクリックしてこの拡張機能をダウンロードし、表示されたメッセージに従ってAltium NEXUSを再起動します。
インポートするZukenバイナリ―ファイルの準備
Zuken CR-5000インポーター はASCIIファイルを必要とするので、Import Wizardを使用してZuken CR-5000バイナリ―ファイルをASCII形式に変換する必要があります。
次の手順で、Zuken CR-5000バイナリ―のPCBデータベースファイルをASCIIファイルに変換します。
- バイナリ―ファイル<basename>.ftpをASCIIファイルに変換、つまり
cdbディレクトリで<basename>.ftfを展開します。展開するには、DOS（またはコマンドスクリプト）コマンドftout.exe<basename>を使用します。例えば、C:\cr5000\bin\ftout.exe basenameとなります。 - バイナリ―ファイル<jobname>.pcbをASCIIファイルに変換、つまり
pcbディレクトリで<jobname>.pcfを展開します。展開するには、DOS（またはコマンドスクリプト）コマンドpcout.exe<jobname>を使用します。例えば、C:\cr5000\bin\pcout.exe jobnameとなります。
Zuken CR-5000 schematicバイナリ―ファイル（*.sht）をASCII形式（*.eds）に変換するには、ZukenのeditWriter.exeユーティリティーを実行します。ASCII形式ファイルを作成するためのGUIが開きます。
Zuken CR-5000インポーターは、Zuken CR-5000のPCBデザインをインポートするために2つのASCIIファイル、回路図をインポートするために1つのASCII回路図ファイルを必要とします。
- 配置、およびレイヤーシンボル、レイヤーの総数、単位などを含むASCIIレイアウトファイル（*.pcf）
- 設計（ライブラリ）で使用されているフットプリントのASCII表現（*.ftf）
- 回路図のASCII表現（*.eds）
CR-5000インポーターの使用方法
Zuken CR-5000デザインファイル インポーターは、Altium NEXUSのImport Wizard（[File] » [Import Wizard]）から使用できます。ウィザードの [Select Type of Files to Import] ページでオプションを選択します。ウィザードには、デザインファイル（回路図、およびPCB）とライブラリファイルを指定するページオプション、およびフットプリントとPCBレイアウトに関するCR-5000対Altium NEXUSのレイヤーマッピングオプションがあります。
– ウィザードのインポート手順の詳細は、Import Wizardページの [Zuken CR500 Design files] の項目を参照してください。