PCB コンポーネント形状の検出を改善
Created: 12月 17, 2019 | Updated: 7月 01, 2024
| Applies to version: 20.0
This document is no longer available beyond version 20. Information can now be found using the following links:
グリッド直行境界ボックスの問題
以前のバージョンの PCB エディタでは、コンポーネントの境界ボックスは、全てのコンポーネント プリミティブ(シルクスクリーン テキストを除く、銅箔、シルクスクリーン レイヤ オブジェクト)を囲った最小の四角形で定義されました。この境界ボックスは、セレクションやコンポーネントの衝突チェックに使用されました。これは、四角形以外のコンポーネントの選択や衝突チェックが困難でした。
コンポーネントを回転した時、この方法による制限の問題が起こりました。境界ボックスは回転しなかったので(グリッドに直行したままでした)、より大きい境界ボックスになりました。この動作により、誤ったコンポーネントの衝突が起こる場合がありました。また、大きなコンポーネント、または回転したコンポーネントの近くにある、小さいコンポーネントを選択することが困難でした。
正確なコンポーネント形状の表現
このバージョンでは、これを解決するためにいくつか変更しました。
- コンポーネントを回転した時、境界ボックスは、コンポーネントと一緒に回転します。
- Courtyard レイヤ(Layer Type を Courtyard に設定したメカニカルレイヤ)で定義した形状がある場合、セレクションやコンポーネント衝突検出で正確な形状が使用されます。