Excel BOM に設計データを含める

現在、バージョン 18.1. をご覧頂いています。最新情報については、バージョン Excel BOM に設計データを含める の 21 をご覧ください。

BOM 生成に関する一般的な方法は、BOM データを Altium Designer から、企業が推奨する Excel フォーマットのスプレッドシートへ エクスポートすることです。BOMは、Report Manager ダイアログ(以下から表示できます)から生成されます:

  • ActiveBOMReport メニュー
  • 回路図や PCB エディタの Report メニュー
  • OutputJob で設定したレポート出力

レポートマネージャの Export Options には、Microsoft Excel Worksheet がオプションとして含まれています。このオプションを選択すると、事前に定義した Excelテンプレートを Excel Options のドロップダウンで選択できます。レポートマネージャExport ボタンをクリックすると、BOMデータは新しい Excel Worksheet(選択した Excel テンプレートに定義されているフォーマットで)へ読み込まれます。

レポートマネージャ の詳細については、BOM Configuration in the Report Manager のページをご覧ください。

設計データは、どのように Excel テンプレートにマップされますか

Altium Designer のデータは、Excel テンプレートに特別な FieldColumn ステートメントを含めることで、スプレッドシートへマップされます。Field ステートメントは、1 つのパラメータ(例えば、Title)をマップするために使用します。Column ステートメントは、コンポーネントごとのパラメータ(例えば、各コンポーネントのデジグネータ)をマップするために使用します。

Field

Field ステートメントは、1 つのパラメータ(例えば、BOM の上部に表示する Title)をマップするために使用します。Field 宣言は、下図に示すように、渡された値に置き換えられます。

Field は、以下のフォーマットで使用します:

Field=FieldName

例えば、Field=Currency

Field は、テンプレートのColumn 領域の上、または下に定義する必要があります。

Column

Column 宣言は、コンポーネントごとのパラメータ(例えば、各コンポーネントのデジグネータ、内容説明、ユーザ定義のパラメータ等)をマップするために使用します。これには、行番号、PCB ロケーションデータ、BomDoc へ入力したカスタム列データ(プロジェクトに BomDoc がある場合)も含めることができます。テンプレート内の Column 宣言は ColumnName 文字列に置き換えられ、下の 2 つの画像で示すように、各行に BOM Item の column 値が表示されます。

Columnは、以下のフォーマットで使用します:

Column=ColumnName

例えば、Column=Designator

注意:

  • テンプレートで定義した各 column には、転送されたそのデータが レポートマネージャ のその列に表示される必要があります。
  • データは、レポートマネージャ と同じ行順で Excel スプレッドシートに表示されます。必要に応じて、レポートマネージャ の列のソートやサブソート機能を使用して、行をソートできます。

様々なサンプルテンプレートが、インストールした時の \Templates フォルダに含まれています。

デフォルトテンプレートの場所は、Preferences ダイアログの Data Management - Templates ページで設定します。

プロジェクトレベル、BOM ヘッダ情報のマッピング

プロジェクトレベルの情報は、通常、Field= ステートメントを使用して BOM ドキュメントのヘッダへマップします。

 

ドキュメントとプロジェクト パラメータのマッピング

上記にリスト表示した Field ステートメントと同様に、回路図ドキュメント パラメータ(回路図ドキュメントの Properties パネルで入力したデフォルト パラメータとユーザ定義のパラメータ)とプロジェクト パラメータ(Options for PCB Project ダイアログ)も、Field、または Column として使用できます。

 

BOM Item 情報のマッピング

BOM の主要な領域は、BOM Item の表です(通常、各コンポーネントに行を使用)。この表の各 column は、コンポーネント プロパティ(例えば、designator、value等)を示します。Column は、以下のフォーマットでコンポーネント プロパティ/パラメータ(BOM 列の表題)を入力して定義します:

Column=ColumnName

例えば、Column=Description、または Column=Designator

Column 情報は、以下のような様々なソースから入手できます:

 

If you find an issue, select the text/image and pressCtrl + Enterto send us your feedback.
注記

利用できる機能は、Altium 製品のアクセスレベルによって異なります。Altium Designer ソフトウェア サブスクリプション の様々なレベルに含まれる機能と、Altium 365 プラットフォーム で提供されるアプリケーションを通じて提供される機能を比較してください。

ソフトウェアの機能が見つからない場合は、Altium の営業担当者に連絡して 詳細を確認してください。