Altium NEXUS Home

現在、バージョン 1.1. をご覧頂いています。最新情報については、バージョン Altium NEXUS Home の 5 をご覧ください。

This documentation page references Altium NEXUS/NEXUS Client (part of the deployed NEXUS solution), which has been discontinued. All your PCB design, data management and collaboration needs can now be delivered by Altium Designer and a connected Altium 365 Workspace. Check out the FAQs page for more information.

Altium NEXUSでは、以下のような様々な機能が含まれています:

  • 高度な配線技術
  • 最先端のリジッドフレキシブル基板設計の対応
  • 強力なデータ管理ツール
  • すぐに使える30万点以上のコンポーネントを含むECADライブラリー
  • 強力なデザインの再利用ツール
  • リアルタイムでのコストの見積もりと追跡
  • 動的なサプライチェーン情報
  • Native 3D表示とクリアランスチェック
  • 柔軟なリリース管理ツール

これらの機能はすべて、1つの統合設計環境で提供され、この環境内であらゆる設計プロセスが実行されます。最適な生産性の実現が考慮されているこの類の環境は、業界初となるものです。

Altium NEXUSの統合環境により、1つの領域から次の領域へと設計データをシームレスに移動させることができます。ただし、最初は生産性が上がらず、さまざまな機能も使いこなせないかもしれませんが、容易に習得することができるでしょう。Altium NEXUSに関するドキュメントの中核を成す本文書では、ソフトウェアの使用をすばやく開始するために必要な情報がすべて網羅されています。大まかな概要や段階的な説明から、ソフトウェアの直感的なインターフェースで提供されるすべての基本的なリソースまで、文字通り「すぐに使える知識の木」が提供されています。

Altium NEXUSのドキュメントはバージョン化されています。手動で設定した特定のバージョンのドキュメントにwebブラウザーから直接切り替えることも、適切なバージョンにAltium NEXUSから自動的にアクセスすることもできます。F1マッピング機能や他のドキュメントリンクを使用すると、設計でよく使っているバージョンに対応する正しいドキュメントを見つけることができます。
Altium NEXUSのインストールについて読む。  Altium NEXUSのライセンス取得について読む。
ショートカットキーを確認する。  よくある質問を見る。

Altium NEXUSを使ったPCB設計の開始

基板の設計やAltium NEXUSになじみがなく、どこから始めたらよいのかわからない場合は、このチュートリアルをおすすめします。空白の回路図シートから開始して、単純な9つのコンポーネントで構成される回路向けのベア基板の製造に必要なファイルを生成するまでのすべての手順が解説されています。

プリント基板(PCB)を設計するデザインは、単純な非安定マルチバイブレーターです。左側に示されるように、回路では非安定(自走)マルチバイブレーターとして構成される2つの汎用NPNトランジスタを使用します。

チュートリアルでは、理解を深めるためのよりよい方法や強力な設計「パートナー」をよく知る方法など、毎日の設計作業の中で熟知する必要のある内容が数多く取り上げられています。

Take a look at the Getting Started with Altium NEXUS video series. This YouTube-hosted set of nine short videos takes you through project inception to generation of fabrication data in a concise and engaging way.

Altium NEXUSについて

Altium NEXUSには、電子製品の開発プロセスのあらゆる作業を実行するために必要なすべてのエディターとソフトウェアエンジンが搭載されています。ドキュメントの編集、コンパイル、処理はすべて、Altium NEXUSの環境内で実行されます。Altium NEXUSの基礎となっているX2統合プラットフォームによって、購入ライセンスに応じたさまざまな機能が1つにまとめられ、すべてのツールやエディターで一貫したユーザーインターフェースが提供されます。より柔軟なこの環境は完全にカスタマイズ可能なため、作業方法に合わせてワークスペースを設定できます。

Altium NEXUSの機能やインターフェースは、単純にソフトウェアを試してみたり、新しい設計プロジェクトを作成したりして探ることもできますが、まずはこのドキュメントに目を通してからお使いになることをおすすめします。

別の設計ツールのデータを使用したい場合も問題はありません。これについては、このドキュメントの「他の設計ツールとの接続」をご覧ください。PADS®、EAGLE™、Expedition®、xDX Designer®、Allegro®などのサポート対象のインターフェースであれば、インポーターやエクスポーターを使ってAltiumのデータとスムーズに安心して連携できます。

Altium NEXUSの拡張

Altium NEXUSのインストール管理システムでは、最初のインストール後にいつでも手動でソフトウェアを拡張できます。ここでは主要機能(またはシステムのリソース)の更新だけでなく、追加機能のインストール、更新、削除も行えます。後者には拡張機能のオプションを使用します。

拡張機能はソフトウェアのアドオンであり、拡張された機能が提供されます。一連の主要機能は最初のインストールで透過的に扱われますが、これはシステムリソースと呼ばれます。また、必要に応じてユーザーが任意でインストール、または削除できるさまざまなオプションの拡張機能も利用できます。つまり、設計の要求に応じて機能を手動でインストールできるというのが拡張機能の概念です。こうした機能としては、新しいインポーターやエクスポーター、回路図シンボルの生成ツール、機構CADとの共同作業の対応などが挙げられます。手短に言えば、Altium NEXUSの一連の機能を拡張して強化することを目的とするあらゆる機能のパッケージと言えます。

拡張機能はAltiumとサードパーティーから無料または有料(サブスクリプション)のいずれかで提供されています。また、Altium Developerの拡張機能では、ユーザー自身がAltium NEXUS SDK(ソフトウェア開発キット)を使用して独自の拡張機能を作成し、Altium NEXUSの機能を拡張することができます。

オプションの拡張機能で使用できる追加機能は、[Extensions & Updates] ビュー( ワークスペースの右上にあるコントロールをクリックし、メニューで [Extensions and Updates] を選択)で閲覧、インストール、管理できます。

管理されたコンテンツサーバー

Altium NEXUSと調和して機能する管理されたコンテンツサーバーは、整合性が確保された設計データの処理にまつわる問題を適切に解消してくれます。このサーバーは信頼できる安全なデータストレージを提供するだけでなく、明確に別個の修正版としてのデータの再リリースを可能にします。つまり本質的に、以前にリリースされたデータを上書きすることなく、経時的な設計の変更を追跡します。また、管理されるデータのライフサイクルにも対応するため、データを使用する必要があるユーザーは、そのデータがライフサイクルのどの段階に到達しているのかを一目で確認し、データを安全に使用できるようになります。

このサーバーは、デザイン要素のソースと保存先の両方として機能し、それぞれの新しいデザインでサーバーにリリースされる要素とサーバーで管理される要素を活用します。管理されたコンテンツサーバの要素だけを使って設計すれば、本質的には整合性が確保されることになります。

A single type of managed content server is available for use with Altium NEXUS - the on-premise Altium NEXUS Server.

While you can continue to use your existing Altium Vault with Altium NEXUS, in what is sometimes referred to as 'compatibility mode', bear in mind that the Altium Vault, as a product, is no longer developed. Altium Vault 3.0 was the last release, beyond which only maintenance updates would be made.

Altium NEXUSのプリファレンス設定

Altium NEXUSでは、異なる機能の領域にまたがるさまざまなプリファレンス設定を1か所で行うことができます。これらの全体的なシステム設定は、プロジェクトや関連ドキュメント全体に適用されます。

設定は、[Preferences] ダイアログ(ワークスペースの右上にあるコントロールをクリック )で行います。読み込んだページの設定を行う必要がある場合は、そのページに用意されているコントロールやオプションを使用します。たとえば、会社の方針に順守したり、ユーザーに適した作業環境を選択したりする場合がこれに該当します。

[Preferences] ダイアログには、必要なプリファレンス設定を行うための下記のような有用なツールが多数用意されています。

  • 以前のソフトウェアのバージョンで定義されたプリファレンス設定のインポート
  • プリファレンス設定ファイル(*.DXPPrf)でのプリファレンス設定の保存と読み込み
  • アクティブな子プリファレンス設定ページやすべてのページのオプションやコントロールをデフォルトに戻す設定

管理されたコンテンツサーバーがある場合は、そのサーバー内の対象となるアイテム(および、その修正版)にAltium NEXUSのプリファレンス設定をリリースできます。プリファレンス設定がリリースされ、そのライフサイクルの状態が設計レベルで使用できるものとして見なされるレベルに設定されると、プリファレンス設定をソフトウェアのインストール全体で再利用できます。


PCBデザインルールについて

Altium NEXUSのPCBエディターでは、デザインルールの概念を使用して設計の要件を定義します。これらのルールは、PCBエディターに対する「命令セット」を構成します。配線の幅、クリアランス、プレーン接続形状、配線ビア形状など、あらゆるデザインの側面が網羅されており、その多くはオンラインのデザインルールチェッカー(DRC)でリアルタイムで監視できます。

デザインルールでは特定のオブジェクトが対象となり、ルールが階層的に適用されます。同じタイプのルールを複数定義できるので、1つのオブジェクトが、同じスコープを持つ複数のルールの対象になる可能性があります。この場合に発生するのがルールの競合です。全てのルールの競合は、優先順位の設定によって解決されます。システムは優先順位の高いルールから順番に評価し、最初にスコープがチェック対象のオブジェクトと一致するルールを適用します。

デザインルールを明確に定義すると、たいていは厳密で多様な設計要件を含む基板設計を正しく完了できます。PCBエディターはルールベースであるため、設計の最初の時点で時間をかけてルールを設定しておくと、ルールシステムが適切にガイドしてくれるので、設計者は安心して設計作業を効率的に進めることができます。

Altium NEXUSのルールシステムに関する詳細情報については、設計を制約するためのデザインルールをご覧ください。定義されたルールが順守されているかどうか検証する際に参照できるシステムの概要については、デザインルールチェックをご覧ください。

プロジェクトコンパイラー違反について

プロジェクトに有効なネットリストを作成するには、コンパイルのプロセスが不可欠です。実際に設計の統合データモデル(Altium NEXUSの統合設計環境の設計領域全体でアクセスできる単一のデータモデル)は、コンパイルのプロセスで生成されます。回路図で接続されているかどうかは、設計プロジェクトのオプションとして定義したルール([Error Reporting] と [Connection Matrix]タブ)に従って、コンパイル中に検証できます。

Altium NEXUSのドキュメントのこの領域では、プロジェクトのコンパイル時にソースドキュメントに存在し得る電気と製図に関する違反について総合的な説明を確認できます。

設計したデザインの検証に関する詳細情報については、デザインのコンパイルと検証をご覧ください。

クエリ言語について

Altium Designeの回路図とPCBエディターの基礎となっているのは、強力なクエリエンジンです。このエンジンにクエリを入力することで、必要なオブジェクトを論理的かつ詳細に確認できます。クエリとは特定のキーワードや構文を使って入力する文字列で、実行すると対象となるオブジェクトへ応答します。

大半の場合、クエリは [Filter] パネルで定義されるものの、PCBデザインルールの範囲の定義にも使用します。クエリ言語や使用できる機能、キーワード、構文に関する知識を身に付けると、クエリの記述を直接入力できるようになりますが、そのレベルに到達するまではQuery Helperが非常に役立ちます。クエリの記述を「組み立てる」ための編集ウインドウが用意されているQuery Helperでは、クエリの機能/キーワードや関連するコントロールがすべて一覧化されているほか、便利な構文チェッカーも使用できます。

膨大なクエリ言語に最初は圧倒されてしまうかもしれませんが、一般的なオブジェクトを対象とする一連のクエリの記述を構築をして慣れていくうちに、徐々に活用できるようになるでしょう。クエリの各機能についての情報を確認することで、作業のスピードを上げることもできます。この場合は、Query Helperに含まれるキーワードを強調表示(または内部をクリック)してパネルもしくはPCBデザインルールの [Full Query] をフィルタリングし、<F1>キーを押してドキュメント内の該当するページにアクセスします。

デザインルールのスコープでクエリを使用する方法については、デザインルールのスコープをご覧ください。

リソースについて

Altium NEXUSの統合設計環境は、主要プラットフォームに接続されるさまざまなサーバーで構成されています。主要プラットフォームとともに、これらのサーバーではソフトウェアのリソース(機能)が提供されます。

これらのリソースは、コマンド、ダイアログ、パネルなどの形で用意されています。リソースについては、このドキュメントの以下のセクションでご覧いただけます。

特定のリソースに関する情報は、下記の方法でご確認いただけます。

  • ソフトウェア内のメニューコマンド、ツールバーのボタン、ダイアログ、パネル、またはデザインオブジェクトにカーソルを合わせて<F1>キーを押します。
  • このドキュメントの左側にあるナビゲーションツリーでは、上記のセクションで必要になるリソースを閲覧できます。リソースは、左側のバーにある検索アイコン をクリックして検索することもできます。
Altium NEXUSでは、<F1>キーのショートカットに慣れておくと大いに役立ちます。ソフトウェアの環境内の任意の場所(ボタン、コマンド、ダイアログ、パネル、デザインオブジェクト、クエリ言語、クエリの機能/キーワード)にカーソルを合わせて<F1>キーを押すと、それぞれのドキュメントにアクセスできます。<F1>キーは、[Preferences] ダイアログの特定のページや [PCB Rules and Constraints Editor] ダイアログの特定のルール制約のページにも使用できます。たとえば、コンポーネントの配置で回転方法がわからないときにコマンドを実行する場合は、<Shift>キーと<F1>キーを押すと、コマンドごとのショートカットが記載された一覧を確認できます。

 

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