親ページ: 新しいコンポーネントの作成
SiliconExpertの統合は、製造部品に関する高度なデータを提供し、廃止予定時期、RoHSおよびREACHの状況、リスク指標などの追加パラメータに基づいて、設計に使用するコンポーネントを選択する際に、より情報に基づいた決定を行うことができます。この統合の主な機能は以下の通りです:
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直接統合 – Altium DesignerおよびAltium 365のWebビューアインターフェースでデータが利用可能なため、設計環境を離れる必要がありません。
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包括的なデータベース – SiliconExpertは、受動部品からICまで、10億以上の部品に関するデータを提供します。
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正確で信頼性のあるデータ – 定期的な更新と厳格なプロトコルにより、最新かつ信頼性の高い情報を使用して作業できます。
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リスク分析の改善 – リスク分析パラメーターが、部品選択時のより信頼性の高い戦略的決定を支援します。
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代替品の提供 – 統合により、代替可能な部品を探す際に、ランク付けされた代替品リストを提供することで検索が簡素化されます。
SiliconExpertの統合機能は有料です。試してみたい場合は、フォームを使用してお問い合わせください。Altium 365 SiliconExpert統合ページ。
機能へのアクセスを取得した後、SiliconExpertアカウントをAltium 365 WorkspaceのブラウザインターフェースのAdmin – Appsージで有効にする必要があります:詳細を見る。
SiliconExpert統合機能にアクセスできると、以下に説明するように、SiliconExpertが提供する高品質なデータを製造部品に対して取得できます。
SiliconExpertから引っ張ってきたデータエントリは、アイコンでマークされています。
SiliconExpertからのデータにアクセスできる場所は以下の通りです:
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Manufacturer Part Searchパネルでメーカー部品を閲覧する際、パネルのDetailsペインのパラメータリスト領域にあるGet data from SiliconExpertコントロールをクリックします。これにより、選択したメーカー部品に関するパラメータと代替品がSiliconExpertから引き出され、それぞれパラメータリストとパネルのAlternatives領域に表示されます。
見つかった各代替品には、代替品領域にクロスタイプコードが提供されます。
SiliconExpertクロスタイプコード
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A – 電気的特性が完全に一致するピン対ピンの直接交換。
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A/U – ピン対ピンの直接交換だが、交換されたデバイスは特定の重要なパラメータで性能が向上している。
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A/D – ピン対ピンの直接交換だが、元のデバイスは特定の重要なパラメータで性能が向上している。
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B – 小さな電気的差異および/または小さなパッケージ寸法でピン対ピン互換性があり、特定の機能のアップグレードとダウングレードの組み合わせもある。
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B/U – 小さな電気的差異および/または小さなパッケージ寸法でピン対ピン互換性があり、交換されたデバイスは特定の重要なパラメータで性能が向上している。
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B/D – 小さな電気的差異および/または小さなパッケージ寸法でピン対ピン互換性があり、元のデバイスは特定の重要なパラメータで性能が向上している。
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C – 大きな電気的差異でピン対ピン互換性があり、特定の機能のアップグレードとダウングレードの組み合わせもある。
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C/U – 大きな電気的差異でピン対ピン互換性があり、交換されたデバイスは特定の重要なパラメータで性能が向上している。
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C/D – 大きな電気的差異でピン対ピン互換性があり、元のデバイスは特定の重要なパラメータで性能が向上している。
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D – 2つのデバイスは異なるパッケージおよび/またはピン配置で似た機能を持つ。
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F/D – 交換されたデバイスはより少ない数のロジックセルで同じ機能を持つ。
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F/U – 交換されたデバイスはより多くのロジックセルで同じ機能を持つ。
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F – 交換されたデバイスは同じ機能を持つ。
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S – 供給元が推奨する代替品で、パラメトリッククロス基準には一致しない。
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コンポーネントの部品選択肢にアクセスする際、コンポーネントの部品選択肢エントリには追加のParametersコントロールが含まれます。これをクリックすると、利用可能なメーカーパラメータのリストが表示されるポップアップが表示されます。ポップアップの下部にあるGet data from SiliconExpertコントロールをクリックして、SiliconExpertからデータを引き出します。リストに追加のパラメータが表示されます。
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ActiveBOMドキュメント内では、 Select columnsダイアログからSiliconExpertのデータ列をドキュメントに表示させることができます。
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Manufacturer Part Searchパネルからメーカー部品を検索して保存することにより、またはコンポーネントエディタのシングルコンポーネント編集モードを通じてメーカー部品を検索することにより、ワークスペースライブラリコンポーネントを作成する際、SiliconExpertのデータはコンポーネントデータの使用ダイアログに表示され、新しいコンポーネントに含めるかどうかを選択できます。
SiliconExpertのデータ列は、プロジェクトのBOMデータビューをAltium 365のWebビューアインターフェースを通じて閲覧する際(詳細を見る)、またBOMポータルのドキュメントを閲覧する際にも利用可能です(詳細を見る)。