部品発注という行為は難しいことではありません。ただし、適切な部品の注文は一種の技術です。ベンダーの数を絞り、注文する部品の種類を減らして、数量割引の特典を生かすなど、コストを削減するためのトリックがあります。チームに、部品の在庫状況や価格に関する情報をリアルタイムで提供する必要があります。これによりチームメンバーは、機能性を犠牲にすることなく、最もコスト効率のよい選択を行うことができます。もちろん、問題は技術者が異なるシステムで作業していることです。システム間に橋を架けるにはどうすればよいでしょうか。
実績のない提供元からの、実績のない部品
技術者や設計者は、問題に対する生産的ソリューションを探します。しかし場合によっては、それらの生産的ソリューションに、実績のない提供元からの理想的とはいえない部品やコンポーネントが含まれていることがあります。お気に入りのベンダーに検査済みのコンポーネントのみ注文する必要があります。注文した部品が時間どおりに届かなった場合、メンバーはあなたのところにやって来るからです。
承認された提供元の使用
適切である限り技術者が希望する部品やベンダーを選択できる自由
- 優先ベンダーへの直接接続により、価格や在庫状況に関する情報をリアルタイムで取得します。
サプライチェーンの可視性について詳しくはこちら - 自社内の部品データベースに直接リンクして、確実に承認済みの部品のみを設計に取り込みます。
データベースへの接続について詳しくはこちら
技術者への情報提供
優先するサプライヤーや最適な部品の情報を保存した大規模なデータベースを構築したとします。そのデータを誰にも公開しない場合、プロジェクト終了時に設計への変更を求めることでほかのメンバーの仕事を増やすことになります。技術者に直接そのデータを渡したら、技術者はそれらすべてのデータに圧倒されるでしょう。あなたは、できるかぎり、あるいはすべきかぎり組織を助けていることにはなりません。担当者が最初から適切な部品を選択できるよう、適切なデータを適切な担当者に適切なタイミングで提供するには、どうしたらよいでしょうか?
設計環境への提供
必要なデータを担当者に提供することで自分の負担を軽減
- 技術者が設計プロセスを通じて十分に情報提供を受けたうえで意思決定できるよう、設計ツールに価格やサプライチェーンの情報を入力します。
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BOMコストの急増
BOMコストは抑えがきかなくなる傾向にあります。配置された各部品が加算されます。大局的なコンテキストがなければ、設計者は、自分の選択がコスト削減に一役買っているのかどうか、あるいは問題の一端を担っているのか、知る由もありません。いくらなら予算に沿っているのか、すべてを設計環境から設計者にリアルタイムに示すために、正確な価格情報とBOMをどのように組み合わせたらよいでしょうか?
管理されたBOMへのアプローチ
各部品選択について最新の価格情報を使って更新し、簡単に総BOMコストを追跡
- 合計コストと部品選択の影響をリアルタイムで確認
ActiveBOMについて詳しくはこちら - 予算に合わせて簡単に設計が可能
DTC(Design to Cost)について詳しくはこちら