Altium Designer 21 の改善
このページでは、Altium Designer 21 の初期バージョンに含まれる改善点と、その後の更新で追加した改善点について説明します。様々な改善を提供することに加えて、各更新には、AltiumLive コミュニティの BugCrunch システムを通じてお客様から寄せられたフィードバックに基づいて、ソフトウェア全体に多数の修正と拡張機能を導入し、設計者が最先端の電子技術を作成し続けるのに役立ちます。
現在のバージョンを使用し続けるか、現在のバージョンを更新、または現在のバージョンと一緒に Altium Designer 21 をインストールして最新の機能を利用するか選択できます。現在のバージョンは、ソフトウェア内の
Extensions and Updates 画面 で更新できます。現在のバージョンと一緒にAltiumDesigner 21 をインストールする場合は、
Altium Downloads ページ からインストーラーをダウンロードし、インストーラーの
Installation Mode ページで
New Installation を選択します。
無償評価版!
まだ、Altium Designer を所有されていない場合、Altium Designer を試してみてはいかがですか? 簡単なフォームを入力して、製品版と同等の機能で 15 日限定の Altium Designer の評価版をお試し頂けます。技術的な制限無く、Altium Designer を自由に評価できます。以下のリンクをクリックしてフォームを入力してください。そして、より多くの技術者や設計者が他の製品より Altium を選択する理由をご自身でお確かめください!
Altium Designer 無償評価版
Altium NEXUS 4 Improvements
This page details the improvements included in the initial release of Altium NEXUS 4, as well as those added in subsequent updates. Along with delivering a range of improvements that develop and mature the existing technologies, each update also incorporates a large number of fixes and enhancements across the software based on feedback raised by customers through the AltiumLive Community's BugCrunch system, helping designers continue to create cutting-edge electronics technology.
You have the choice to continue with your current version, update your current version, or install Altium NEXUS 4 alongside your current version to access the latest features. Your current version can be updated from within the software in the
Extensions and Updates view. If you prefer to install Altium NEXUS 4 alongside your current version, visit the
Altium Downloads page to download the installer then choose
New Installation on the
Installation Mode page of the installer.
Altium Designer 21 の更新 9 へようこそ。Altium Designer のこの更新では、ソフトウェアの主要なテクノロジーの改善点があります。また、AltiumLive コミュニティの BugCrunch システムで、お客様が報告した問題点の改善にも取り組んでいます。
更新 9 での回路図の改善
直感的なパラメータの継承
パラメータは、回路図でアノテートするための重要な機能です。テンプレート、または回路図シートにテキストのプレースホルダーを含めることができ、後の段階で値を指定できます。パラメータは、プロジェクト、回路図シート (ドキュメント)、またはバリアントへ追加できます。
以前の動作では、パラメータ名が重複している場合、例えば、プロジェクトとシートで同じパラメータが使用されている場合、それらは Document パラメータ、Variant パラメータ、Project パラメータの順に階層的に処理されます。この動作は、Document パラメータの値が常に表示され、Document パラメータに値が無い場合は何も表示されないため、既存の Document パラメータと同じ Project パラメータを定義できないことを意味しました。
このバージョンでは、同じ名称の Variant、または Project パラメータから値を継承するための値を持たない Document パラメータを対応しました。例えば、パラメータ Engineer
をプロジェクト (または、バリアント) へ追加して、全ての回路図シートで値を定義するのではなく、一度だけ値を定義して対応できるようになりました。パラメータ値が継承されていることを示すために、灰色の斜体で表示されます。パラメータの値が空の場合、適切な値が自動で入力されるため、異なるパラメータに繰り返し値を入力する必要がなくなりました。
この更新では、パラメータの優先順位も変更しました。同じパラメータが異なる場所に存在する時、バリアント パラメータの優先度が最も高くなります (パラメータを保持するバリアントがアクティブなバリアントである時)。
この機能に関する注意:
- 最高から最低までのパラメータの優先順位は、以下の通りです:
- バリアント パラメータ (パラメータを保持するバリアントが Projects パネルでアクティブなバリアントである時)
- ドキュメント パラメータ
- プロジェクト パラメータ
- 同じパラメータが複数の場所 (バリアント、ドキュメント、プロジェクト) に存在し、ドキュメント パラメータに値が無い場合、パラメータの値は、値を持つ最も優先度の高いパラメータから継承されます。
- ドキュメント パラメータ値が継承された時 (同じ名称のバリアント、またはプロジェクト パラメータから取得されている)、値は Properties パネルに灰色の斜体で表示され、パラメータ値が継承されていることを示します。ドキュメント パラメータ値は、必要に応じて、編集できます。
- この優先順位の動作に依存するパラメータ値の連結も対応しています。例えば、以下のテキスト (
Engineer
はバリアント、ドキュメントとプロジェクト パラメータ、ApprovedBy
はドキュメントとプロジェクト パラメータですが、ドキュメント パラメータには値が無い場合):
='Document: '+DocumentName +', Designed by: '+Engineer+', Approved: '+ApprovedBy+', Date: '+ModifiedDate
以下の様に表示:
Document: SpiritLevel.SchDoc, Designed by: Variant Engineer, Approved: Project Engineer, Date: 28-Sep-21
この機能は、Open Beta です。必要に応じて、Advanced Settings ダイアログで Schematic.ShowRecursiveParametersInIPP オプションを無効にしてオフにできます。
追加のネットとポートの方向
回路図にポートを追加、または回路図ライブラリにピンを追加した時、以下のように配置されます:
更新 9 での PCB デザインの改善
格子状ポリゴン用の新しい 'Obey Polygon Cutout' オプション
Polygon Pour モードの Properties パネルへ Obey Polygon Cutout オプションを追加しました。このオプションは、新しく作成する格子状ポリゴンに対してデフォルトで有効になっています。この新しいオプションにより、格子状ポリゴンを構築する時、カットアウトの周囲に使用したい方法を選択できます。
プリミティブを選択する時の遅延の削減
この機能により、マウスを使用して重なっているプリミティブを選択する時の遅延が減少します。
ペーストマスクの開口をパーセンテージとして定義
多くの設計者は、絶対的な開口、または収縮値ではなく、パッド領域のパーセンテージとしてペーストマスクを指定することを好みます。このバージョンでは、PasteMaskExpansion デザインルールに新しい Measurement Method オプションを導入しました。オプションを Percent に設定した時、Expansion は、パッド領域のパーセンテージとして定義されます。
以下の様に Expansion を設定します:
- Expansion = 0 - ペーストマスクの開口は、パッドと同じサイズです
- Expansion < 0 - 負の値を入力して、パッド領域よりも <Value> パーセント小さいペーストマスク領域を定義できます
- Expansion > 0 - 正の値を入力して、パッド領域よりも
<Value>
パーセント大きいペーストマスク領域を定義できます
パーセンテージとしての Paste Mask Expansion の表示と編集を、以下の領域にも追加しました:
- Pad Template エディタ (編集ボックスに % 記号付きの値を入力します)
- Pad モードの Properties パネル (編集ボックスに % 記号付きの値を入力します)
Paste Mask を 3D で表示
この機能を使用すると、PCB が 3D モードの時、Paste Mask レイヤの内容を表示できます。このオプションを有効にすると、View Configuration パネルの View Options タブの 3D Settings 領域に、Top Paste Mask と Bottom Paste Mask コントロールが追加されます。このコントロールを使用して、Paste Mask レイヤの透過度を設定できます。Paste Mask は、Solder Mask レイヤと同じ厚さで同じ Z 平面にレンダリングされます。
正確なレイヤの描画
以前のバージョンでは、現在のレイヤの描画順序や multi-layer の表示状態に関係無く、常に multi-layer オブジェクトが multi-layer レイヤ色で表示されました。このバージョンでは、multi-layer の動作が直感的で予測可能になりました。
- シングルレイヤ モードでの正確な色の使用 - シングルレイヤ モードに切り替えると、multi-layer オブジェクトが自動でアクティブレイヤの色で表示されます。
- multi-layer をオフにできます - multi-layer オブジェクトは、信号層の色でレンダリングされます。
- レイヤの描画順序に従います - Current Layer が Multi-layer の上に設定されている場合、全ての multi-layer オブジェクトは、アクティブレイヤの色でレンダリングされます。
この機能は、Open Beta です。必要に応じて、Advanced Settings ダイアログの PCB.LayerDrawingOrder.ProperMultilayer オプションを無効にしてオフにできます。
更新 9 でのデータ管理の改善
コメント割り当ての強化
@ 文字を入力するか、コメントのボタン () をクリックして、接続された Workspace に登録されている他のユーザ、または役割のコメント内に '言及' 参照を追加できます。ドロップダウンから名前/Eメールを選択して、ユーザ (チームメンバー) の参照をコメントへ追加し、Assign To エントリとして追加できます。コメントがそのユーザ、またはグループへ特別に割り当てられていると見なされないようにする場合、後者のオプションのチェックを外します。Role グループ (Engineers 等) やその構成ユーザも、言及と/または割り当てとして追加する場合があります。
言及されたユーザが現在のプロジェクトにアクセスできない場合、そのユーザと共有するように招待されます。このオプションは、あなたがプロジェクトの所有者、または Workspace の管理者である場合、利用できます。ユーザアクセス権は、Share ダイアログ から付与されます。ユーザは、共有アクセスを通知する Eメールを受け取ります。Share ダイアログをキャンセルするとプロジェクトは共有されませんが、コメントは通常通りに配置されます。
Library Health ビュー
Explorer パネルに Library Health ビューを含めました。接続された Workspace の内容を参照する時、Library Health ビューから health check を実行し、コンポーネントの health の問題を検査できます。このビューを表示するには、パネルの Server Folders 領域で Library Health エントリを選択します。
ビューの上部の領域には、最後に health check を実行してからのコンポーネントの health の概要が表示されます。その領域の下には、様々な Issue Theme に集められた health check 解析があります。health check 解析タイルをクリックして、問題を解決するための手順 (利用できる場合) を含むチェックの詳細な説明と、health check に失敗した全てのコンポーネントの詳細なリストを表示できます。
更新 9 での回路シミュレーションの改善
測定データを追加
測定 (Measurements) は、回路の動作と品質を特徴付ける量の集まりです。測定の値は、回路内の波形の特性を評価することにより、指定されたルールに従って計算されます。測定の例は、帯域幅、ゲイン、立ち上がり時間、立ち下がり時間、パルス幅、周波数、および周期です。定義できる測定数に制限はありません。Output Expressions ダイアログと Sim Data パネルへ Measurement タブとデータを追加しました。タイプ、値、名称等の測定を追加、表示、更新できます。
この機能は、Open Beta です。必要に応じて、Advanced Settings ダイアログの Simulation.Measurements オプションを無効にしてオフにできます。
Simulation - General プリファレンスへオプションを追加
Preferences ダイアログの Simulation - General ページへ、Always Generate Model Symbol for Manufacturer Part Search Panel Using Simulation Model Description オプションを追加しました。このオプションを有効にすると、回路図にコンポーネントを配置した時、Manufacturer Part Search パネルのシミュレーションモデルの description を使用して、モデルシンボルが常に生成されます。
Altium Designer 21 の更新 8 へようこそ。Altium Designer のこの更新では、ソフトウェアの主要なテクノロジーの改善点があります。また、AltiumLive コミュニティの BugCrunch システムで、お客様が報告した問題点の改善にも取り組んでいます。
更新 8 での回路シミュレーションの改善
X 軸の式
Add Output Expression ダイアログに X 軸の式を設定する機能を追加しました。Expression X と Expression Y を使用して、個々の式を設定できます。
プロットを個別にズーム
プロットを個別にズームするオプションを、Document Options ダイアログ (*.sdf ファイルから Tools » Document Options) に追加しました。この新しい機能を使用するには、ダイアログで Zoom Plots Separately オプションを有効にします。
新しい X-Axis Settings ダイアログ
X 軸設定を Plot メニューへ追加し、独立してズームできます。Plot » Format X-Axis をクリックして、新しい X Axis Settings ダイアログを表示できます。
新しいダイアログのこのオプションは、以前は Chart Options ダイアログにありました。
Sim MODEL ダイアログにピンマッピングを追加
Sim Model ダイアログの Pin Mapping 領域に、ピンマッピングをデフォルトとして追加しました。
Altium Designer 21 の更新 7 へようこそ。Altium Designer のこの更新では、ソフトウェアの主要なテクノロジーの改善点があります。また、AltiumLive コミュニティの BugCrunch システムで、お客様が報告した問題点の改善にも取り組んでいます。
プラットフォーム
新しい PRINT ダイアログ
ダイアログの Print Preview、Printout Properties、Printer Configuration は、印刷出力を設定するためのオプションを含む 1 つのダイアログに統合しました。新しいダイアログを使用すると、個別のダイアログにアクセスする必要が無く、印刷出力を 1 か所で設定できます。新しいダイアログを表示するには、回路図、PCB、PCB ライブラリ、または Draftsman ドキュメントから File » Print をクリックします。
- General タブには、プリンタとページを設定するためのオプションがあります。
- Pages タブには、表示オプション、レイヤ設定を管理するためのオプションが含まれており、新しい印刷出力を追加できます。
- Advanced タブには、デジグネータの設定オプションと、フォントおよび色のオプションがあります。
- 標準の Windows ショートカットの組み合わせを使用して、ダイアログのプレビュー領域でズーム (Ctrl+マウスホイール)、左/右パン (Shift+マウスホイール)、および上下パン (マウスホイール) を行えます。
回路図
新しいバージョンで回路図を開く時の警告
回路図を作成する時に使用した Altium Designer のバージョンと、回路図ドキュメントを開くために使用したバージョン間で、新しい機能が導入されたことをユーザに通知するために、'Schematic was done in newer version' と言う警告を表示する機能を導入しました。この機能は、PCB エディタでのバージョン警告と同じ方法で働きます。
最後のアクティブシートを素早く開く
この機能は、Open Beta であり、Advanced Settings ダイアログで UI.SmartDocumentSwitching オプションを有効にした場合に利用できます。
回路図ドキュメント タブの文字をクリックすると、最後のアクティブな回路図シートが表示されます。これは、、多数の開いた回路図シートがタブのドロップダウンにある場合に非常に便利です。
クロスリファレンス オプション
クロスリファレンス 設定は、Preferences ダイアログの Schematic - General ページから Project Options ダイアログの Options タブへ移動し、対応されているオブジェクトを選択できるオプションを追加しました。
Sheet Style と Location Style ドロップダウンを使用して、クロスリファレンス オプションを設定できます。必要な対応されているオブジェクトを有効にします。
ポート間のクロスリファレンス
この機能は、Advanced Settings ダイアログの Schematic.EnhancedCrossReferences オプションを有効にして利用できます。この機能は、Open Beta であり、デフォルト値は 0 です。
また、Schematic.UseAutomaticCrossReferences オプションを有効にする必要があります。
プロジェクトへクロスリファレンスを追加すると、プロジェクトの回路図シート間のネットの接続フローを容易に追跡できます。Schematic.UseAutomaticCrossReferences オプションによって最近、導入されたクロスリファレンスの自動作成と更新の対応に基づいて、この新しい高度なオプションは、階層プロジェクトでのクロスリファレンスに対応できます。
Project Options ダイアログで Automatic Cross References オプションを有効にしてから、右クリックメニューを使用して、階層内の任意の対象の場所へジャンプできます。
Jump to コマンドを使用して、デザイン階層内の一致するポートへジャンプできます。
この機能には、以下の 3 つのモードがあります (advanced オプションの Value で設定します)。
- 0 - Legacy モード - この値を使用して、次の関係を有効にできます:
- ポート <-> シートエントリ
- オフシート <-> オフシート
- 1 - Enhanced モード - この値を使用して、次の関係を有効にできます:
- オフシート <-> オフシート
- ポート <-> ポート
- 2 - Enhanced + Legacy モード - この値を使用して、次の関係を有効にできます:
- オフシート <-> オフシート
- ポート <-> ポート
- ポート <-> シートエントリ
このモードでは、Port Actions >> Jump to Port も有効になります。
このバージョンでは、ポート間、およびポート、シートエントリ間のクロスリファレンスの両方が 'Jump to' の場所として含まれます。これは、将来的なバージョンで設定できます。
コンポーネント パラメータの 'Show More' 機能のユーザコントロールを追加
この機能は、Advanced Settings ダイアログの Schematic.UI.ShowMoreOrLessParameters オプションでコントロールします。この機能は、Open Beta であり、デフォルト値はオンです。つまり、Properties パネルに Show More/Show Less コントロールが表示されます。このオプションを無効にすると、全てのパラメータを常に表示できます。
Show More 機能は、リストを減らして、お気に入りとして設定されているパラメータのみを表示することにより、コンポーネント パラメータの表示を簡素化できます。ただし、Component モードの Properties パネルでは、常に全てのパラメータを表示することをお薦めします。
デフォルトの動作では、お気に入りとしてマークされていないパラメータは自動で非表示になります。カーソルを画像の上に置くと、デモンストレーションが実行されます。
この新しいオプションを無効にすると Show More/Show Less 機能が無効になり、全てのコンポーネント パラメータが、常に Component モードの Properties パネルで表示されます。
advanced オプションが無効になっている場合、Show More/Show Less 機能は無効になります。
PCB デザイン
ルームの Properties パネルモードを追加
ルームのプロパティは、Properties パネルで設定、編集できます。この新しいモードを使用して、ルームの名称、座標、外形の頂点を定義できます。
新しい Room モードの Properties パネル
パッドに Use Paste オプションを追加
この機能はデフォルトで有効になっていますが、Advanced Settings ダイアログの PCB.PasteMask.NoPaste オプションを切り換えて無効にできます。この機能は、Open Beta です。
PasteMaskExpansion デザインルール、Pad モードの Properties パネル、パッドテンプレート エディタに Use Paste オプションを追加し、適切なマイナスの値を使用してペーストマスクを削除する必要が無くなりました。このチェックボックスをオフにすると、対称の/選択したパッドからペーストマスクを削除できます。
データ管理
内蔵のバージョン ストレージへの合理化されたアクセス
Altium Designer では、ローカルプロジェクト用に Altium 365 に内蔵されている Git ベースのバージョン ストレージの利点をより簡単に使用できます。この機能強化については、以下で説明します。
- 以下の Add to Version Control ダイアログを繰り返し使用して、Altium 365 Workspace へ接続し (利用できる場合)、他のカスタム リポジトリが構成されていない場合、現在のプロジェクトをオンラインで利用できるようにすることができます。このダイアログを表示するには、Projects パネルでプロジェクト名を右クリックし、現在、workspace を使用していない時に History & Version Control » Add Project to Version Control を選択します。
- Altium 365 Workspace 内の接続が可能な場合、Projects パネル内のローカルプロジェクトを右クリックして表示されるメニューにある Make Project Available Online コマンドを使用した後、Make Available Online ダイアログ内の Version Control オプションを有効にすることもできます。
回路シミュレーション
パラメータ スイープの強化
パラメータ スイープ中に 3 つ以上のパラメータをスイープする機能を追加しました。
出力変数のカテゴリを追加
Add Output Expression ダイアログに Waveforms と Functions ドロップダウンを追加して、必要な項目を選択できます。
X、Y スケール設定の保存
プロットの X、Y スケール設定は、開いて保存した .sdf ドキュメントのシミュレーション プロセス中に保持されます。
DC、および過渡解析で対応した新しい変数
以下の変数を DC、および過渡解析で対応しました:
- コンデンサの出力電荷
- 電流スイッチの出力コンダクタンス
- 電圧スイッチの出力コンダクタンス
- 独立した電流源モデルの出力電流
- 機能電圧、および電流源の出力電力
- コンデンサの出力電圧
- 電圧スイッチの出力電圧
- 独立した電圧源の出力電圧
- 電流スイッチの出力電圧
Altium Designer 21 の更新 6 へようこそ。Altium Designer のこの更新では、ソフトウェアの主要なテクノロジーの改善点があります。また、AltiumLive コミュニティの BugCrunch システムで、お客様が報告した問題点の改善にも取り組んでいます。
回路図
自動シート番号表示
シート番号の表示をコントロールできる Show Automatic Sheet Numbering オプションを追加しました。このオプションは、Preferences ダイアログの System - Projects Panel ページと Projects パネル の設定に追加しました。
改善した回路図のクロスリファレンス
ポート/オフシート コネクタの接続先のシートと位置座標を表示するクロスリファレンスは、非階層デザインでネット接続を追跡するのに役立つ機能です。 これは、プロジェクト レベルの設定であるため、Automatic Cross References を有効にするオプションは、以下に示すように、Project Options ダイアログの Options タブにあります。
この変更により、Port Cross Reference Add と Remove コマンドを Reports メニューから削除し、新しい Automatic Cross References Settings コマンドに変更しました。このコマンドを選択すると、Project Options ダイアログの Options タブが開き、その機能のオン/オフを切り換えることができます。
クロスリファレンスの値が Port と Off Sheet Connector の Properties パネルに表示されるようになり、選択したポート、またはオフシート コネクタに適用されているクロスリファレンスを識別するタスクを容易にしました。
改善した Parameter Table Editor ダイアログ
Parameter Table Editor ダイアログ を改善し、列をアルファベット順に表示するようにしました。これは、パラメータが多数ある場合の検索時に役立ちます。
PCB デザイン
隣接するセグメントを超えてセグメントをドラッグ
この機能は、現在、Open Beta 用です。
Advanced Settings ダイアログにある PCB.Drag.EnhancedExpansionBehavior オプションの value を 1 に設定して、新しい配線セグメントのドラッグ機能を有効にできます。
以前のバージョンでは、ドラッグしたトラック セグメントは、既存のセグメントに整列されるとそれを超えてドラッグできませんでした。この動作は、Advanced Settings ダイアログの新しい PCB.Drag.EnhancedExpansionBehavior の value を 1 に設定することで無効にできます。以前の動作を保持するには、このオプションを 0 (ゼロ) に設定します。
隣接するセグメントを超えてセグメントをドラッグし続け、セグメントをマージしない場合の状況をより適切に対応するために、Interactive Sliding パネルに Merge Parallel オプションを追加しました。
ドラッグ中にパネル内のそのオプションを無効にする (または、ショートカット R を押す) と、マージを禁止できます。
Pad Entry Stability のためのオプションを追加
Preferences ダイアログの PCB Editor - Interactive Routing ページに Pad Entry Stability オプションを追加しました。このオプションにより、パッドの中心への配線を glossing 中に変更されないように保護できます。必要な保護レベルを指定します。数値が大きいほど、保護が強化されます ('0' は保護されません)。Pad Entry Stability の詳細をご覧ください。
Pick and Place Setup ダイアログの改善
エンベデッド ボードアレイは、pick and place データを含む PCB 製造、および実装用の面付けを設計、および生成するために使用します。Pick and Place Setup ダイアログに全てのコンポーネント パラメータを含め、必要に応じて、それらの Pick and Place 出力を設定できます。
データ管理
'Place a Comment' ボタンを追加
Workspace に保存したプロジェクトにコメントを素早く配置できるボタンを追加しました。コメントを配置するには、デザインスペースの右上にある をクリックします。カーソルが十字に変わり、中央に青い円が表示されます。PCB、PCBライブラリ、回路図、回路図ライブラリ ドキュメントのコメントを配置する場所に十字を移動しクリックします。Comments パネル が表示され、コメントを入力して投稿できます。
Open Project ダイアログの改善
このバージョンでは、Open Project ダイアログ を改善しました。選択したプロジェクトの情報は、デフォルトで右側に表示されるようになり、 をクリックして情報ペインを開く必要がなくなりました。更に、プロジェクトをコピー (複製) できる Open Project As Copy コマンドを追加しました。このコマンドをクリックして Create Project Copy ダイアログ を開き、コピーの名称と内容説明を入力します。
Making Project Available Online の後に Success ダイアログを追加
Make Available Online ダイアログでプロジェクトをサーバで利用できるようにすると、Make Available Online Success ダイアログが表示されます。このダイアログには、web ブラウザでのプロジェクトへのリンクが含まれています。
プロジェクトの右クリックメニューを再編成
メニューを統合するために、プロジェクトの右クリックメニューを更新、および再編成しました。History と Version Control を 1 つのオプション(History & Version Control) に統合しました。Storage Manager と Local History を、新しい History & Version Control オプションのサブメニューに再配置しました。更に、Local History の名称を Local History (Legacy) に変更しました。
新しい Show File History コマンド
Show File History コマンド を追加し、専用の Project History ビューを表示できます。このビューでは、ファイルの作成やコミット等、ファイルに関連する主要なイベントの進行中のタイムラインを表示できます。このコマンドを使用するには、Projects パネル で管理されたファイルを右クリックし、メニューから History & Version Control » Show File History コマンドを選択します。
コンポーネント配置時のパフォーマンスを改善
この機能は、現在、Open Beta です。
この機能は、Advanced Settings ダイアログで ComponentSearch.UseAdvancedCache オプションを有効にした場合に利用できます。
コンポーネントのキャッシュ パフォーマンスを改善し、Components パネルからコンポーネントを配置する時の遅延を減少しました。
プラットフォーム
新しい Print ダイアログ
この機能は、現在、Open Beta です。
この機能は、Advanced Settings ダイアログで UI.Unificatication.PrintPreviewDialog オプションを有効にした場合に利用できます。
Print Preview、Printout Properties、Printer Configuration for ダイアログを 1 つのダイアログ (印刷出力を設定するためのオプションを含む) に統合しました。新しいダイアログでは、個別のダイアログを開く必要が無く、印刷出力を 1 か所で設定できます。新しいダイアログは、回路図、PCB、PCB ライブラリ、Draftsman ドキュメントから File » Print をクリックして表示できます。
- General タブには、プリンタとページ設定を設定するためのオプションがあります。
- Pages タブには、表示オプション、レイヤ設定を管理するためのオプションが含まれており、新しい印刷出力を追加できます。
- Advanced タブには、デジグネータの設定オプションと、フォントや色のオプションもあります。
- ダイアログのプレビュー領域で、標準の Windows ショートカットの組み合わせを使用して、ズーム (Ctrl+マウスホイール)、左/右パン (Shift+マウスホイール)、および上下パン (マウスホイール) を行えます。
Draftsman ドキュメント
オブジェクトへ追加した Justification プロパティ
以下の Draftsman オブジェクトへ Justification プロパティを追加しました:
- Bill of Materials
- Drill Table
- Layer Stack Legend
- Table
- Transmission Line Table
目的の位置合わせの矢印、または中央の円をクリックして、目的の位置合わせを選択します。例を以下に示します。
Properties パネルのバリアント オプションを強化
Document Options モード の Properties パネルにある Variants Display ドロップダウンに、バリアントの表示をより目立たせるためのオプションとして Cross を追加しました。更に、Not Fitted Text を含める、およびテキストを設定するためのオプションを追加しました。
2 つの ASME コールアウト形状を追加
ASME コールアウト形状として六角形とフラグを追加しました。これらの新しい形状は、既存の機構図規格との不一致を防ぐのに役立ちます。
回路シミュレーション
出力式で数学関数を対応
数学関数を出力式で使用できます。
出力式で積分関数を対応
積分関数を出力式で使用できます。
多変量解析の出力式を使用可能
多変量解析の出力式を対応しました。
'V' プレフィックスを対応
ノード電圧に関して、出力式と Sim Data パネルに v プレフィックスを含めました。
Altium Designer 21 の更新 5 へようこそ。Altium Designer のこの更新では、ソフトウェアの主要なテクノロジーの改善点があります。また、AltiumLive コミュニティの BugCrunch システムで、お客様が報告した問題点の改善にも取り組んでいます。
回路図
ECO にトグル動作を追加
Engineering Change Order ダイアログ で、スペースバーを使用して Action のオンとオフを切り換える機能を追加しました。
PCB デザイン
選択したフットプリントからのコンポーネントの表示を許可 Allow the Display of a Component from a Selected Footprint
Component Actions サブメニューの右クリックメニューに 'Show <component> in <server>' コマンドを追加しました。これを使用すると、指定したコンポーネントが Explorer パネル が表示されます。このコマンドは、管理されたプロジェクトの PCB ドキュメントでのみ使用できます。
一時無効にしたポリゴンチェック機能を PCB 出力に追加
出力を生成する前に、一時無効にしたポリゴンがあることを警告するダイアログを追加しました。この機能を含む出力は、ガーバー、ガーバー X2、ODB++、PCB 印刷、IPC2581 です。Generate Output をクリックして続行するか、または Cancel をクリックして出力の生成を中止します。生成を中止した場合、ポリゴンを再構築してから出力を再生成します。
配置中のプリミティブの Rotation
PCB、または PCBLIB ドキュメントでプリミティブを配置する時、rotation はデフォルトで 0 になりました。必要に応じて、配置中に rotation を変更します。
データ管理
プロジェクト ドキュメントの削除を改善
ドキュメントを削除する方法を選択できる決定ダイアログを追加しました。ドキュメントを完全に削除するか、プロジェクトからドキュメントを除外するだけで、完全に削除しないかを選択できます。選択したドキュメントを右クリックしてメニューから Remove from Project コマンドを選択すると、ダイアログが表示されます。
回路シミュレーション
'Add Wave to Plot' ダイアログに演算関数を追加
Add Wave to Plot ダイアログの既存のリストに新しい演算関数を追加しました。このダイアログは、*.sdf ファイルがアクティブなドキュメントである時、メインメニューから Wave » Add Wave を選択して表示します。
Sim MODEL ダイアログでのデフォルト値
Sim Model ダイアログで、シミュレーション モデル パラメータのデフォルト値を使用できます。デフォルトのパラメータ値は、グレーアウトの文字で表示されます。カスタム値は、白い文字で表示されます。カスタム値を削除すると、デフォルト値に戻ります。空の値は、許可されません。
Altium Designer 21 の更新 4 へようこそ。Altium Designer のこの更新では、ソフトウェアの主要なテクノロジーの改善点があります。また、AltiumLive コミュニティの BugCrunch システムで、お客様が報告した問題点の改善にも取り組んでいます。
PCB デザイン
インタラクティブ配線
コンポーネントと一緒に配線を移動
PCB エディタでは、配線済みコンポーネントを移動する時に配線を管理できます。Preferences ダイアログの PCB Editor - Interactive Routing ページ にある Component re-route オプションは、コンポーネントが配置されるとすぐに移動によって影響を受ける接続の再配線を行います。また、Move component with relevant routing オプションは、移動するコンポーネントと一緒に関連する配線を移動します。関連する配線には、ビアのファンアウト、エスケープ配線、コンポーネントのピン間の相互接続が含まれます。コンポーネントの移動中にこのオプションのオン/オフを切り換えるには、Shift+Tab を使用します。
多数のピンがあるコンポーネントに配線されている場合、これはプロセッサの集中的なタスクになる可能性があります。これを管理し易くするために、up to オプションを追加しました。このオプションを使用して、ピンに接続されている配線を移動するためのコンポーネントのピンの最大数を定義できます。
'Any Angle' Gloss での SMD ルール
'Any Angle' gloss で SMD ルール (SMD Entry と SMD to Corner) を観察する機能を追加しました。これらのデザインルールが存在する場合、配線はパッドを直角に出て、一定の距離には回りません。これにより、配線は隣接するパッドに近づく前にソルダーマスクの開口を離れることができます。そのため、露出した金属の近接の問題と、半田ブリッジの危険を回避できます。
アニメーションをオフにする機能
Preferences ダイアログの PCB Editor - Display ページ に 'Use Animation' オプションを追加しました。これにより、ズーム、基板の反転、レイヤの切り換え中にアニメーションのオン/オフを切り換えることができます。
カバーレイの色を変更する機能を復活
View Configuration パネル でカバーレイの色を変更する機能を復活しました。
エンベデッド ボードアレイのプロパティを強化
ボード配列をより適切に定義できるように、エンベデッド ボードアレイ オブジェクト の Properties パネルに新しいコントロールを追加しました。General タブの Additional Options 領域で、ドリルテーブル、レイヤスタック テーブル、または寸法線を有効/無効にできます。新しい Parameters タブと Layers タブでは、反映するパラメータやレイヤを選択できます。Layers タブで構成された設定は、PCB 印刷出力等の出力に反映されます。
PCB の後処理
PCB エディタの応答性を向上させるために、以下の後処理の動作を導入しました:
- PCB コンポーネントのプリミティブのプロパティを編集した時に信号層のプリミティブを変更しない場合、デザインルールの電気的チェックは行われません。
- PCB コンポーネントのプリミティブのプロパティを編集した時に信号層のプリミティブを変更しない場合、デザインルールのポリゴンのチェックは行われません。
- PCB コンポーネントのプリミティブのプロパティを編集した時に信号層のプリミティブを変更しない場合、デザインルールのネット解析チェックは行われません。
データ管理
Git/SVN リポジトリの移行
Altium Designer は、外部の VCS システムを使用するプロジェクトを、サーバ自体の Git リポジトリでデザインファイルを管理する fully-managed Altium サーバ プロジェクトへ移行する機能を導入しました。fully-managed プロジェクトは、イベントベースの履歴タイムライン 等、サーバの native VCS 機能の利点を利用できます。Make Available Online ダイアログ で、サーバのプロジェクト構造をミラーリングする代わりに、VCS 移行プロセスを有効にする Migrate to <server> Versioned Storage オプションを利用できます。
外部の VCS プロジェクトが既に ミラーリングされたプロジェクト (同期されたローカルサーバファイル) として Altium サーバで管理されている場合、Project History 画面、Project Options ダイアログ、Projects パネルの 右クリックメニューにある Version Control から利用できる Migrate to Versioned Storage コマンドを使用して、その VCS ファイルをサーバの native Git リポジトリへ移行できます。
Components パネルへ 'Change State' コマンドを追加
Components パネル でコンポーネントのレビジョン状態を変更する機能を追加しました。このコマンドを利用するには、コンポーネントを右クリックし Operations » Change State を選択します。コンポーネントのレビジョン状態を変更できる Batch state change ダイアログが表示されます。
サーバインターフェースへの保存の強化
ドキュメントの保存
更新後、ドキュメント (PCB、SCH、コンポーネント等) を保存していない場合、以下のダイアログが表示されます。Save to Server オプションを有効にしてから Save をクリックすると、変更がサーバとローカルに保存されます。
ドキュメントを変更し、変更をローカルに保存した場合、以下に示すダイアログが表示され、変更をサーバにも保存するか警告されます (必要な場合)。変更をサーバに保存したくない場合、Do nothing をクリックします。
Confirm Save ダイアログの機能強化
Altium Designer を閉じる時、保存されていない変更されたドキュメントをサーバに保存するかどうかを選択できるように、Confirm Save for Modified Documents ダイアログを機能強化しました。ドロップダウンを使用して、保存するドキュメントを選択するか、Save All to Server をクリックして、リスト表示されている全てのドキュメントをサーバに保存できます。
ローカルドキュメントも変更した場合、Confirm Save for Modified Documents ダイアログには、以下に示すようにそれらのドキュメントがリスト表示されます。
Draftsman ドキュメント
Board Isometric ビューに 'Show No BOM' オプションを追加
Show No BOM オプションを追加しました。これを有効にすると、BOM に無い部品でも Board Isometric ビュー に表示されます。
Board Fabrication ビューに 'Override Color' オプションを追加
Board Fabrication ビュー で、全てのレイヤのデフォルトの色を設定できる Override Color オプションを追加しました。
コンポーネント表示プロパティを強化
Comment と Design Item ID パラメータを Component Display Properties ダイアログ のドロップダウンリストに追加しました (Board Assembly View モードの Properties パネルで Components ボタンをクリックして表示します)。
インポーター/エクスポーター
Allegro フットプリント ファイルのインポートを追加
インポート プロセスを合理化するために、インポート ウィザード を使用して Allegro フットプリントファイル (*.dra) をインポートする機能を追加しました。
'Ansys EDB Export Options' ダイアログを導入
Ansys EDB Export Options ダイアログ を追加しました。これにより、ANSYS フォーマットでのエクスポートに関する設定を行えます。このダイアログを表示するには、PCB ドキュメントから File » Export » Ansys EDB をクリックしてから Windows ダイアログで目的のフォルダを選択します。
回路シミュレーション
Sim Model ダイアログへデフォルトのシミュレーションモデル リストを追加
Sim Model ダイアログにデフォルトのシミュレーションモデルを追加しました。これにより、リストからデフォルトを素早く選択できます。Model Type のドロップダウンから必要なモデルを選択します。
Altium Designer 21 の更新 3 へようこそ。Altium Designer のこの更新では、ソフトウェアの主要なテクノロジーの改善点があります。また、AltiumLive コミュニティの BugCrunch システムで、お客様が報告した問題点の改善にも取り組んでいます。
PCB デザイン
インタラクティブ配線
ドラッグ中に Miter を含める
Miter は、90度のコーナーの配置を防ぐために、配線中に自動で追加される短い斜めのセグメントです。miter のサイズは、現在の Miter Ratio によって定義されます。デフォルトの動作では、トラックセグメントがドラッグされると、接続されている miter もドラッグされます。
このバージョンでは、Interactive Sliding モードの Properties パネルにある Include Miters オプションを使用して、ドラッグ中に miter を含めるか除外するかを選択できます。miter 無しでドラッグするには、ドラッグ中にショートカット C を押します。再度、C を押して、miter 付きのドラッグを再度、有効にできます。
Sawtooth チューニングパターンのサイズをインタラクティブに変更
Sawtooth チューニングパターンで、配置中にチューニングパターンの高さをインタラクティブに増減するためのショートカットキー と を対応します。
Rigid-Flex 2
3D Board Region のロック
リジッドフレキシブル基板の折りたたみプロセスのコントロールを容易にするために、Board Region モードの Properties パネルに 3D Locked チェックボックスを追加しました。ロックできる Board Region は1つだけです。基板を 3D ビューモードで折りたたむと、静止状態になります。
リジッドフレキシブル基板を折りたたんだ時に静止したままにするために Board Region をロック。
Rigid-Flex 2 モードに切り換えるには、Advanced Settings ダイアログ で以下のオプションを有効にします:
- PCB.RigidFlex2.0 - 基板プランニングモードで Rigid-Flex 2 機能を有効にします。以前の Altium Designer のバージョンでは、このオプションは
Legacy.PCB.RigidFlex
と呼ばれていたことに注意してください。名称の変更に伴い、動作も変更しました。古いオプションを有効にすると古いモード (Rigid-Flex1.0) が復元され、新しいオプションを有効にすると新しいモード (Rigid-Flex2.0) が有効になります。
- PCB.RigidFlex.SubstackPlanning - レイヤ構成マネージャで Board ビューを有効にします
► Rigid-Flex Design の詳細を見る
複数選択のドラッグ オプションを追加
Advanced Settings ダイアログに PCB.Rendering.MultiselectionDrag オプションを追加しました。これにより、複数の選択したオブジェクトをドラッグする時に表示されるプリミティブの数をコントロールできます。
データ管理
コメントの機能強化
この更新でコメントの機能を強化し、コメントをエクスポートしたり、エクスポートするコメントを設定できます。新機能について以下に説明します。
コメントのエクスポーター
コメントを別のドキュメントへエクスポートする機能を追加しました。これにより、デザインレビューの履歴を取得できるため、別のドキュメントを保持したり、重複した作業を実行する必要はありません。
この機能には、以下の方法で使用します:
- 出力ジョブから、[Add New Report Output] を右クリックし、Export Comments をクリックします。それから、エクスポートするドキュメントのリストから選択できます。
- 回路図、または PCB ドキュメントから、Reports » Project Reports » Export Comments をクリックします。Export Comments Properties ダイアログが開き、エクスポートを設定できます。
新しい Export Comments レポート出力を追加した後、右クリックして Page Setup を選択し、Export Comments Properties ダイアログを開きます。このダイアログでエクスポートを設定できます。
新しい 'Comment Export Configuration' ダイアログ
新しい Comment Export Configuration ダイアログを導入しました。これにより、コメントをエクスポートする時にコメントをエクスポートする期間を設定したり、必要に応じて、スクリーンショットを含めることができます。このダイアログを表示するには、出力ジョブの Report Outputs 下にある Export Comments を右クリックし、Configure を選択します。Export をクリックしてコメントをエクスポートし、関連するファイルタイプのアプリケーションで開けます。
Manufacturer Part Search パネルの処理速度を向上
Manufacturer Part Search パネルの検索時間を改善し、カテゴリを選択した時、またはカテゴリ内で検索を実行した時、より速く結果が表示されます。
必要に応じて、Advanced Settings ダイアログ の ComponentPartSearch.PerformanceMetrics Value オプションを有効にして、Manufacturer Part Search パネルの下部に検索時間を表示できます。
ECAD/MCAD の改善
適用できるグリッドの表示
コンポーネントが異なるグリッドに配置されることは珍しいことではありません。これは、円形基板用に定義された放射状グリッド、基板の特定の領域用のカスタム コンポーネントグリッド、または機構技術者によって定義され、Altium の ECAD-MCAD collaboration solution である CoDesigner を使用して PCB エディタに移行される機構的なグリッドの場合があります。
コンポーネントを選択した時、Properties パネルの Location 領域に、ユーザ定義、または MCAD 定義のコンポーネントグリッド等のカスタムグリッドの位置の詳細が含まれます。カスタムグリッドは、Global Board Snap Grid とは異なる単位を使用できますが、PCB エディタで現在、選択されている単位で常に表示されます。
カスタムグリッドは、Board モードの Properties パネル で定義、および編集します (何も選択していない時に表示されます)。
Draftsman ドキュメント
Board Isometric ビューでの Display Holes オプション
Board Isometric View モードの Properties パネルに、穴を表示するかどうか選択できる Display holes オプションを追加しました。ドロップダウンを使用して、目的の表示オプション (None、All、Pads only) を選択できます。
回路シミュレーション
過渡解析の Interval と Period 欄を追加
Simulation Dashboard パネルに過渡解析の Interval (間隔) と Period (期間) を設定する機能を追加しました。新しい欄を使用して、間隔と期間数、および期間ごとの位置を設定できます。
AC 解析のデフォルト値を追加
Advanced Analysis Settings ダイアログ (Simulation Dashboard パネルの Settings をクリックして表示) で、AC 解析のデフォルト値を使用できます。
'temper' 変数と 'idtmod' 関数を対応
LTSPICE モデルの数式で、'temper' 変数と 'idtmod' 関数を対応しました。
モンテカルロ Group Tolerances に追加した設定
シミュレーションをより正確に定義できるように、モンテカルロ解析の Group Tolerances の設定を Advanced Analysis Settings ダイアログへ追加しました。
'RNODETOGND' の詳細設定パラメータ を追加
Advanced Analysis Settings ダイアログへ、デフォルト値が '1e12' の 'RNODETOGND' の詳細設定パラメータを追加しました。このパラメータは、GND への DC パスを処理するために使用します。
Altium Designer 21.2
リリース日: 2021年3月19日– バージョン 21.2.2 (build 38) - ホットフィックス 2
リリース日: 2021年3月11日– バージョン 21.2.1 (build 34) - ホットフィックス
リリース日: 2021年3月04日 – バージョン 21.2.0 (build 30)
Altium Designer バージョン 21.2 のリリースノート
Highlights in Update 2
Altium Designer 21 の更新 2 へようこそ。Altium Designer のこの更新では、ソフトウェアの主要なテクノロジーの改善点があります。また、AltiumLive コミュニティの BugCrunch システムで、お客様が報告した問題点の改善にも取り組んでいます。
PCB デザイン
配膳の改善
Altium の専用配線技術チームは、この更新でインタラクティブ配線とドラッグ動作を改善し続けています。
差動ペア配線のアーク
コーナーにアークがある差動ペアの処理を改善し、コーナー アークが同心になり (同じ中心点を共有)、ペア内のクリアランスがコーナー周辺で同じに保たれるようになりました。
よりクリーンな Round パッドへの配線
Round パッドへ配線するアルゴリズムを改善し、ドラッグ中にパッドへの配線が直交、または対角線に整列するようにしました (ドラッグ中にパッド内に小さな jog、または bump が追加されるのを減少しました)。
画像にカーソルを合わせると、前の動作が表示されます。
配線と一緒にコンポーネントを移動
Ctrl+Arrow ショートカットは、選択したコンポーネントを 1 グリッド ステップで移動するための一般的な手法です (Shift キーも押すと 10 グリッドステップ移動します)。この手法は、Component re-route オプション (Preferences ダイアログの Interactive Routing ページ) を対応します - コンポーネントを移動すると配線が更新されます。
Rigid-Flex 2
リジッドフレキシブルは現在開発中です。最近の改善には、基板プランニング モードで作業する時の新しいボード領域と折り曲げラインの動作、およびレイヤ構成マネージャでの Board モードの導入が含まれます。この新しい機能は、Rigid-Flex 2.0と呼ばれます。
Rigid-Flex 1.0 と Rigid-Flex 2.0 間を切り換えるには、Advanced Settings ダイアログ で以下の詳細なオプションを設定します:
- Rigid-Flex 1.0 -
Legacy.PCB.RigidFlex
を有効、PCB.RigidFlex.SubstackPlanning
を無効
- Rigid-Flex 2.0 -
Legacy.PCB.RigidFlex
を無効、PCB.RigidFlex.SubstackPlanning
を有効
レイヤ構成マネージャの Board モードでレイヤの厚さを調整する機能
レイヤ構成マネージャの Board モードでは、レイヤは各レイヤの作成された厚さをほぼ表すように描画されます (Ctrl+MouseRoll ショートカットを使用してこのビューをズームします)。 より厚く、層数の多い基板で作業する場合に役立つように、Realistic Ratio オプションを追加しました。このオプションを無効にすると、各レイヤは、全体の厚さに比例した厚さで表示され続けますが、速度は低下します。
各層の厚さは、実際の厚さを表すために描画されます。カーソルを合わせると、Realistic Ratio オプションのオン/オフを切り換えた時の違いが表示されます。
四角形オブジェクトの改善
アスペクト比をロックする機能を追加
四角形オブジェクトの幅と高さをロックする機能を追加しました。Rectangle モードの Properties パネルでリンク アイコンを切り換えて、四角形の幅/高さを変更する時にアスペクト比をロック/ロック解除できます。現在のロック/ロック解除の状態がアイコンで示されます。
アスペクト比をロックした四角形。カーソルを画像の上に置くと、ロックされていないアイコンが表示されます。
四角形を変換する機能を追加
Tools » Convert サブメニューに Explode Rectangles to Free Primitives コマンドを追加しました。これにより、四角形オブジェクトをプリミティブオブジェクトに分解できます。
データ管理
新しい Save to Server ダイアログと Projects パネルでのコマンド
サーバ上のプロジェクトに属するドキュメントを変更し、ローカルに保存する時、Projects パネルのエントリに Save to Server リンクが表示されます (サーバへの変更も保存するように警告されます)。リンクをクリックすると、Save to Server ダイアログが表示され、保存するドキュメントを選択できます。OK をクリックするとドキュメントがサーバに保存され、Save to Server リンクは Projects パネルから消えます。
'Exclude from Project' コマンドを追加
以前に削除した Remove from Project コマンドを復活し、コマンドの機能がわかりやすくなるように Exclude from Project に名称を変更しました。このコマンドは、Projects パネルの右クリック メニューにあります (バージョンコントロール下のプロジェクトの場合)。
プロジェクトの 'Delete' コマンドを改善
Projects パネルで右クリックして表示される Delete コマンドは、バージョンコントロール下のプロジェクトだけでなく、全てのタイプのプロジェクトで 使用できます。
新しい Duplicate Component 違反タイプを追加
Single Component エディタで重複部品が作成されないようにするために、Preferences ダイアログの Data Management - Component Rule Checks ページ に Duplicate component by Name、および Duplicate component by PCL の違反タイプを追加しました。両方の違反の Report Mode は、デフォルトでは No Report です。
これらの違反タイプの Report Mode を変更すると、重複を検索するためにサーバに対して追加のクエリが実行されるため、コンポーネントのリリース パフォーマンスに影響します。
インポーター/エクスポーター
Hyperlynx ファイルのエクスポートを改善
Hyperlynx (*.HYP) エクスポーターを改善し、コンポーネント値 (コンポーネントの Value パラメーター) と part numbers (コンポーネントの Comment プロパティ) を含めました。以前は、エクスポートしたファイルには、レイヤとデジグネータの情報しか含まれていませんでした。この情報により、Hyperlynx でコンポーネント モデルを割り当てるプロセスを容易にできます。
回路シミュレーション
SPICE モデルに基づいてシンボルを配置する機能を追加
.MODEL コマンドで記述された SPICE コンポーネントのシンボルを生成する機能を追加しました。下図では、モデルファイル models3.mdl
がアクティブなライブラリであることに注意してください。リストで、モデルの種類を選択すると、Simulation Generic Components
ライブラリから適切なコンポーネント シンボルが自動で選択されます。これにより、選択したモデルをシンボルとして回路図に直接、配置できます。
以下の表は、対応しているモデルの種類と、シンボルの配置元のライブラリ コンポーネントを示します。
コンポーネント |
Model Text |
シンボル
(SIM Library Design Item ID) |
Resistor |
.MODEL <model name> RES |
Resistor |
Capacitor |
.MODEL <model name> CAP |
Capacitor |
Inductor |
.MODEL <model name> IND |
Inductor |
Diode |
.MODEL <model name> D |
Diode |
Bipolar transistor |
.MODEL <model name> NPN |
BJT NPN 4 MGP |
Bipolar transistor |
.MODEL <model name> PNP |
BJT PNP 4 MGP |
Junction FET |
.MODEL <model name> NJF |
JFET N-ch Level2 |
Junction FET |
.MODEL <model name> PJF |
JFET P-ch Level2 |
MOSFET |
.MODEL <model name> NMOS |
MOSFET N-ch Level1 |
MOSFET |
.MODEL <model name> PMOS |
MOSFET P-ch Level1 |
*.CIR ファイルの対応
SPICE ライブラリ ファイルとして *.cir ファイルを対応しました。
AC、DC、過渡解析のデフォルト値
AC、DC、過渡解析の入力データ欄のデフォルト値を対応しました。
Highlights in Update 1
Altium Designer 21 の更新 1 へようこそ。Altium Designer のこの更新では、ソフトウェアの主要なテクノロジーの改善点があります。また、AltiumLive コミュニティの BugCrunch システムで、お客様が報告した問題点の改善にも取り組んでいます。
Welcome to Update 1 for Altium NEXUS 4. This update to Altium NEXUS continues to deliver improvements and enhancements to the software's core technologies, while also addressing many of the ideas raised by customers through the AltiumLive Community's BugCrunch system.
回路図
Generic コンポーネントの容易な交換
Generic コンポーネントは、利用可能なコンポーネント ソースから特定のメーカーの部品を見つけて選択することなく、デザインに素早く配置できる基本的なコンポーネントです。それらをプレースホルダー (一時的なもの) として使用し、設計プロセスの後半で適切なコンポーネントに簡単に置き換えることができます。また、仮想コンポーネント、またはパラメータ コンポーネントと見なすこともできます。
Generic Component モードの Properties パネルにある Design Item ID 欄は、Replace ボタンに変更しました。Replace ボタンは、前の Design Item ID 欄の と同じように働き、その機能をより明確に定義するように変更しました。Replace をクリックすると、Replace Generic Component ダイアログが表示され、目的のコンポーネントを選択できます。選択した後、Replace Generic Component ダイアログで OK をクリックすると、回路図上にある generic コンポーネントが、選択したコンポーネントに置き換えられます。
読み取り専用の Comment 欄も、Generic Component モードの Properties パネルに追加しました。この欄には、デフォルトで ComponentType 値が表示されます (他のパラーメータ値を含む)。
Generic コンポーネントのフットプリントの設定
Generic コンポーネントはプレースホルダー コンポーネントとして使用でき、プロパティは設計の進行に合わせて定義できます。このプロセスを手助けするために、接続された Workspace にあるフットプリントのリストが表示されます。
利用できるフットプリントのリストは以下です:
- 現在、接続されている Workspace のフットプリント
- 同じ ComponentType を持つ他のコンポーネントで使用されているフットプリント
その他の Generic コンポーネント インターフェースの更新には、次のものがあります:
- Components パネル の Generic Component タイルをクリックすると、そのタイプの利用できるコンポーネントのリストが表示されます。
- Components パネルの Generic Component タイル内の ボタンをクリックすると、配置モードになります – タイルにカーソルを合わせると、このボタンが表示されます。
► Generic コンポーネント の詳細をご覧ください。
回路図テンプレートでの作業
ローカルの回路図シート テンプレートを選択する時 (Design » Sheet Templates » Local)、コマンドの機能を明確にするために、Choose another file オプションの名称を Load From File に変更しました。
クロスリファレンス パラメータの表示
ポート、オフシートコネクタ オブジェクトの CrossRef パラメータに、表示アイコン ( ) を追加しました。必要に応じて、各オブジェクトの Properties パネルにあるアイコンを有効/無効にできます。下図は、回路図シートで選択されているポートの CrossRef パラメータが有効になっている表示アイコンを示します。
PCB デザイン
改善したレイヤ構成管理を備えた Rigid-Flex 2.0
Rigid-Flex 2.0 は、全てのタイプのリジッドフレキシブル基板のデザインを対応します。最初のステップは、最近リリースしたボード領域と折り曲げラインのオブジェクト レベルの改善でした。この更新では、レイヤ構成マネージャに Board ビュー モードを追加し、リジッドフレキシブルデザインに必要な様々なサブスタックの定義や構成が大幅に容易になりました。
Rigid-Flex 2.0 の主な改善点は以下です:
- レイヤ構成マネージャの新しい Board ビュー モード。様々なサブスタックの Z 平面ビューで表示されます (レイヤ構成マネージャで Rigid-Flex モードが有効になると利用できます)
- 重なるフレキシブル領域の定義 (bookbinder rigid-flexと呼ばれることが多い)
- リジッド領域を重ねるフレキシブル部の定義
- Shift+Click ショートカットを使用して、サブスタック内の特定のレイヤを選択する機能
- ドラッグアンドドロップや、右クリックメニューの Insert/Copy/Paste コマンドを使用して、選択したレイヤ/サブスタックから新しいサブスタックを作成できます
- サブスタックのフレキシブルからリジッドへの侵入距離を定義 (材料の使用法を個別に設定)
レイヤ構成マネージャの新しい Board ビューは、基板構造全体の Z 平面を示します。多くのリジッドフレキシブル デザインでは基板の異なる領域で同じサブスタック構成を使用するため、既存のサブスタックを新しい場所に素早く作成するためのコマンドが含まれています。サブスタックを選択し、右クリックして既存のサブスタックの前後にそのサブスタックのコピーを挿入するか、サブスタックをコピーして新しい場所にペーストします (Insert Selected Layers ダイアログが表示されます)。
サブスタックを選択するのと同様に、サブスタック内の特定のレイヤを選択して、それらを新しい場所へコピーしてペーストすることもできます。Shift キーを押しながらレイヤをクリックして、個々のレイヤを選択できます。Shift キーを押しながら他のレイヤをクリックして、選択したレイヤのセットを作成できます。または、Shift キーを押しながら first layer をクリックしてから、last layer に直接、移動し、Shift キーを押しながらクリックして選択できます (間にある全てのレイヤも選択されます)。
それから、選択したレイヤのセットを Board ビューで水平方向にドラッグアンドドロップして、それらのレイヤの新しいサブスタックを作成するか、右クリックメニューのコマンドを使用できます (以下の動画を参照)。
Board ビュー機能は、Open Beta です。この機能を使用するには、Advanced Settings ダイアログの PCB:RigidFlex.SubstackPlanning
オプションを有効にします。
新しい 3D ビュー モードのコマンド
3D ビュー モードのビューに Flipped Isometric View を追加しました。View » 3D View Control » Flipped Isometric View メニュー コマンド、または Ctrl+Num0 ショートカットキーを使用します。
データ管理とデザインの共同作業
共同作業者の通知の改善
Collaboration Bar とユーザ通知を更新し、同じプロジェクトで作業している設計者間で追加のステータス情報が表示されます (編集中のドキュメントに 'ソフトロック' が適用されます)。ロックは、ドキュメントを最初に変更する設計者に関連付けられており、他の設計者はこれを上書きできます。現在の共同作業の状態は、Projects パネルと Collaboration Bar (共同作業を行っているユーザは、表示グループと編集グループで別々に表示されます) の両方に表示されます。
ユーザインターフェースの更新には、別のユーザによって編集されている (modified state) ドキュメントにローカルに変更しようとしている場合など、主要な共同作業イベントが起きた時にポップアップする情報や動作のダイアログも含まれます。この状態はバージョンの競合を引き起こす可能性が高いため、ダイアログでは、ローカルの変更を元に戻すか、リモート ソフトロックを無視 (上書き) するかを選択できます。このダイアログは、以前の Edit Document ダイアログに置き換わるものです。
2人の設計者が同じドキュメントで作業している状態。
► 詳細については、Collaborators Visualization and Conflict Prevention をご覧ください。
Project Options ダイアログ (Project » Project Options) の General タブにある Enable Conflict Prevention Notifications オプションをオフにすると、共同作業通知を無効にできることに注意してください。
2 つのリリース間のガーバーファイルの比較
多くの設計者が使用する一般的なリリース準備のテストは、現在のリリースから生成されたガーバーファイルを以前のリリースと比較することです。これは、プロジェクトのリリースの準備ができたら、Project Releaser で実行できます。比較は Altium365 で実行されます。デフォルトの web ブラウザで会社のWorkspace が開き、結果が表示されます。
► Gerber Comparison 機能の詳細をご覧ください。
テンプレートでの作業
テンプレートが Preferences ダイアログの Data Management - Templates ページでデフォルトとして設定されている場合、システムのデフォルトと区別するために、My Default と Default として表示されます。
ローカル、およびサーバ テンプレートにアクセスして、マルチボード回路図ドキュメント用に選択できます。
回路シミュレーション
コンポーネントとモデル
ローカル、および Generic シミュレーション ライブラリの参照を統合し、シミュレーション ソース、および generic コンポーネントの作業を容易にしました。この変更は、Sim Model ダイアログの Source 選択オプションから Generic ボタンを削除したことです。Local オプションを選択すると、両方のローカル ライブラリ タイプを利用できます。
解析
DC 解析のスイープ変数として、より多くの回路オブジェクトを使用できます。ドロップダウン変数リストで抵抗を選択できますが、コンデンサやコイルは含まれていません。
シミュレーション エンジンは、過渡解析の sdt
、ddt
や LTspice delay
機能を対応しました。
プロットと結果
Simulation Dashboard パネルで、シミュレーション結果の表題名を変更したり、内容説明を追加できます。
Add Output Expression ダイアログに Plot Number 欄を追加しました。この欄では、シミュレーション データを表示するプロットを選択できます。
► Mixed-signal Circuit Simulation と recent simulation user interface updates の詳細をご覧ください。
Highlights in the Initial Release
強化したドキュメントのコメント
Altium 365 Workspace のコメント機能 に関する最近の更新と併せて、Altium Designer では、Altium サーバへ接続した時のコメント機能も改訂、拡張しました。
設計領域でのコメントは、グラフィック、使いやすさ、および関連情報の点で特に改善しており、以前に配置したコメントについては互換性があります。コメントは Comments パネル内から直接、配置でき、プレビュー画面のキャプチャ、フリーハンドの描画機能、チームメンバーの言及/割り当て、柔軟な表示とフィルタリング オプションが含まれます。
機能の詳細...
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回路図エディタの生産性の改善
新しく改善したツールでは、回路図プロジェクトの接続性を解析するタスクを容易にします。ネット上にマウスを置くと、論理 (回路図) と物理 (PCB) の両方のネット名が表示されます。Alt キーを押しながらネットをクリックして、プロジェクト全体でそのネットをハイライト表示します。Alt キーを押しながらネットをダブルクリックして、ネット上にあるすべてのシートのツリーを表示し、クリックして、それらのシート上のネットを確認できます。
- ネット解析の容易化とネット詳細の改善。
- Projects パネルでの自動シート番号割付。
- オフシート コネクタ用のページ参照。
機能の詳細...
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設計共同作業者の表示と競合の防止
Altium デザイン編集環境でのリアルタイムのドキュメントの共有状態とコントロールの要求を満たすために、Altium デザインとサーバ プラットフォームを更新し、共有デザイン ドキュメントの現在の状態を表示するための新しいシステムを導入しました。
このシステムでは、共有ドキュメントを誰が表示、または編集しているかをリアルタイムで確認でき、Altium Workspace (必須) を介してデザイン クライアント間でドキュメントを共有して実現できます。共同作業者の表示は、新しい状態アイコン、Collaborators Bar、および追加のファイル ロック ロジックによって可能です。
機能の詳細...
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Generic コンポーネント - Closed Beta のみ
このバージョンでは、特定のメーカーの部品を探して選択する必要無く、デザインに素早く配置できる標準の Generic コンポーネントの概念を導入しました。
Generic コンポーネントは、設計プロセスの後半でパラメータが一致する市場のコンポーネントに簡単に置き換えられるプレースホルダーとして意図されています。
機能の詳細...
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SPICE シミュレーションのユーザインターフェースの更新
Altium Designer の高度な新しい SPICE シミュレーション エンジン の最近の導入 (処理速度、ソリューションの収束、精度、信頼性を向上しました) に続き、この新しいバージョンでは、デジアナ混在 SPICE シミュレーションのワークフローに関するユーザインターフェースの改善に焦点を当てています。
シミュレーション インターフェースの更新では、新しい直感的な Simulation Dashboard パネル、改訂した Sim Model ダイアログ、および全般的なインターフェースの更新が含まれます。新しいシミュレーション ワークフロー (Simulation Dashboard に基づいた) は、Analyses Setup ダイアログの代替の方法です。また、すぐに使用できる幅広いシミュレーション Generic コンポーネントも含まれています。
機能の詳細...
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新しい Design Rules Editor
新しい design Rules Editor は、PCB レイアウトに使用されるデザイン制約ルールを表示、作成、および管理するための代替の方法です。ドキュメント ベースのユーザインターフェースとして提供される、再考された Rules Editor は、既存の Rules and Constraints Editor と共存しますが、PCBデザインルールと制約に対してルール指向ではなくデザイン指向の方法を採用しています。
既存の Rules and Constraints Editor 内からアクセスできる新しい Rules Editor では、クエリベースのルールスコープではなく、オブジェクト タイプごとに複数のルールを統合し、ルールの優先度を自動で推定して適用することにより、デザインルールをより容易に作成できます。
機能の詳細...
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新しい PCB 配線長チューニング パターン
このバージョンでは、新しい Trombone、および Sawtooth チューニング パターンの導入により、PCB エディタの配線長チューニング テクノロジーを大幅に改善しました。これらの新しいチューニング パターンはチューニング スリーブ内にレンダリングされるため、配線に沿って、コーナーの周りでパターンを容易にスライドさせることができます。
機能の詳細...
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改善したインタラクティブ ドラッグ
編集中のネットと隣接するネットに Gloss Effort コントロールを導入し、ビアのドラッグ動作を改善しました。差動ペアのドラッグも改善し、ドラッグ方向に関係無くペアは結合されたままになります。また、ビア ペアもドラッグ中に結合されたままになります。
機能の詳細...
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リジッドフレキシブル設計の改善
この新しいバージョンでは、Altium Designer でリジッドフレキシブル基板を設計するプロセスを大幅に改善しました。多数のバグ修正と機能強化に加えて、Altium のリジッドフレキシブル テクノロジーの開発の次の段階である Rigid-Flex 2.0 として以下の機能改善があります:
- 基板プランニング モードで個々の領域をインタラクティブに定義することにより、ボードシェープを構築する機能。機能の詳細....
- 簡略化された折り曲げラインの定義。機能の詳細....
- Properties パネルでの領域と折り曲げラインの編集を改善。
- 近日公開 - レイヤ構成マネージャでのリアルなスタックアップの表示。
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その他の機能強化と改善
上記の主要な更新に加えて、このバージョンの主な焦点は、既存の機能の洗練と改善です。フォーラムのフィードバックと Altium の BugCrunch システムに基づいて、このバージョンには多数の追加の機能強化があります。これらの改善のいくつかは次の通りです:
- Single Component エディタで新しい Pins パネルを使用して、コンポーネントのピンを複数のパッドへマッピングできます。
- 回路図の代替のコンポーネント シンボルに、ユーザ定義の名称を設定できます。
- PCB Component Clearance デザインルールの追加オプション – 3D外形の無いコンポーネントをチェックから除外したり、コンポーネント境界を使用してクリアランスをチェックするかを選択できます。
- インターナルプレーンは、信号層で配置するポリゴンと同じ構築アルゴリズムを使用できるようになり、形状の定義とパッド/ビアの接続を改善しました。
- エンベデッドボードアレイは、任意の角度でアレイ配置できます。
- 層の厚さのための新しい PCB スペシャルストリング。
- より応答性の高いインタラクティブ配線のための Quick Routing と Quick Differential Pair Routing ツール。
- 更新した ODBᐩᐩ Setup ダイアログ - メカニカルレイヤ データを出力に統合する方法をより適切にコントロールできます。
- PCB エディタの Place メニューに、新しい四角形オブジェクトを追加しました。
- 新しい Place » Graphic コマンドを使用して、PCB にグラフィックを容易に配置できます。
- 10 キーで、3D ビューを移動、回転できます。
- メカニカルレイヤを 3D に含めることができます - 3D 画像に注釈を付けるのに理想的です。
- 3D PCB を画像として出力する新しい Export コマンド - フォーマットと画像解像度をユーザがコントロールできます。
機能の詳細...
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