WorkspaceManager_Err-SameNetUsedInMultipleDifferentialPairsSame Net used in Multiple Differential Pairs_AD
親カテゴリ: Violations Associated with Nets
デフォルトのレポートモード:
概要
この違反は、デザイン内の複数の差動ペア オブジェクトで同じ極性のネット (positive、あるいはnegative) が検出されたときに起こります。
通知
回路図でコンパイラerrorとwarningを表示するように設定している場合 (PreferencesダイアログのSchematic - Compilerページで有効化)、問題のオブジェクトの下に色付きの波線が表示されます。オブジェクトにマウスを合わせると、違反を要約したヒントがポップアップ表示されます。Messagesパネルには、以下の形式の通知も表示されます:
Net <NetName> is used in more than one differential pair objects: <ObjectList>
上記は、以下を示します:
- NetNameは、複数の差動ペア オブジェクトで使用されているpositive、あるいはnegative極性のネット名です (例、V_RX1_N、あるいはV_RX1_P)。
- ObjectListは、問題のネットが使用されている差動ペア オブジェクトのリストです。差動ペアの名前は、ネット名の基礎として使用されるため、このリストの名前で識別が可能です (例、V_RX1 V_RX1)。
推奨する解決策
この違反は、一般的に、同じネットラベルが、複数のワイヤ オブジェクト (差動ペア ディレクティブも接続されている) に接続されているときに起こります。問題のネットラベル オブジェクトを探し (MessagesパネルのDetails領域を用いて、ソース回路図ドキュメントのその領域へクロスプローブ表示します)、必要に応じて、名前を修正します。
ペアのpositive、およびnegativeワイヤには、同じ基礎のネット名で_P、および_Nの接尾辞が含まれているネットラベルを接続する必要があります。例えば、特定のペアのワイヤ2本に、同じネットラベルV_RX1_Nがある場合、positiveワイヤのネットラベルをV_RX1_Pに変更します。
ヒント
- Object Hintsは、PreferencesダイアログのSystem - Design InsightページでEnable Connectivity Insightオプションが有効な場合のみ表示されます。Connectivity Insight Options領域内のObject Hintsに関連するコントロールを利用して、そのようなヒントの起動方式を決めることができます (マウスを合わせる、またはAlt+ダブルクリック)。