WorkspaceManager_Err-MismatchedBusWireObjectOnWireBusMismatched Bus or Wire Object on Wire or Bus_AD
親カテゴリ: Violations Associated with Buses
デフォルトのレポートモード:
概要
この違反は、ワイヤオブジェクトとバスの接続が不正であるとき、あるいはバスオブジェクトとワイヤとの接続が不正であるときに起こります。例えば、ポートA
がバスに接続されていて、ポート名に正確なラベル構文 (例、A[0..1]
) が入力されていない場合です。この場合に、このポートはバスに誤って接続された単一信号 (あるいは、ワイヤ) オブジェクトとなります。
通知
回路図でコンパイラerrorとwarningを表示するように設定している場合 (PreferencesダイアログのSchematic - Compilerページで有効化)、問題のオブジェクトの下に色付きの波線が表示されます。オブジェクトにマウスを合わせると、違反を要約したヒントがポップアップ表示されます。Messagesパネルには、以下の形式の通知も表示されます:
<ObjectIdentifier> at <Location> placed on a <ObjectType>
上記は、以下を示します:
ObjectIdentifier
は不一致のオブジェクトを表し、バス、あるいはワイヤオブジェクト (例、ピン、ポート、パワーポート、ネットラベル、オフシートコネクタ、シートエントリ) のいずれかになります。この識別子は、以下の2つの形式のうちのどちらかで表示されます:- バスの場合-
Bus
<Object> <Name>
(例、Bus Net Label GND_BUS[..]
)。 - ワイヤの場合 –
Wire <Object> <Name>
(例、Wire Port TXD
)。
- バスの場合-
Location
は、オブジェクトの電気的ホットスポットのX、Y座標です。ObjectType
は、問題のオブジェクトが配置されたオブジェクトです-ワイヤ、あるいはバスのいずれか。
推奨する解決策
Messagesパネル内で選択した違反について、パネルのDetails領域を利用して、問題のオブジェクトを素早くクロスプローブ表示します。この問題を解決するには、以下を確認します:
- Is the connection correct? (接続は正しいですか?) – この場合、オブジェクトとワイヤが接続されるべき所で、実際にはバスが接続されている、あるいはその逆です。
- Is the object defined correctly? (オブジェクトは、正しく定義されていますか?) – バスオブジェクトの場合、名称が正しいバス構文
<Name>[<LowIndex>..<HighIndex>]
、あるいは<Name>[<HighIndex>..<LowIndex>]
の形式で指定されていることを確かめます。例えば、バイト幅データ出力ポートは、DAT_OUT[7..0]
として指定できます。ワイヤオブジェクトの場合、名称が単一信号で定義されていて、バス構文を使用して定義されていないことを確かめます。
ヒント
- Object Hintsは、PreferencesダイアログのSystem - Design InsightページでEnable Connectivity Insightオプションが有効な場合のみ表示されます。Connectivity Insight Options領域内のObject Hintsに関連するコントロールを利用して、そのようなヒントの起動方式を決めることができます (マウスを合わせる、またはAlt+ダブルクリック)。