Database Libraries (DbLibs) のバックエンドデータベースとして Microsoft Access を使用する場合、32ビット版と64ビット版の Altium Designer を使用する際に重要な違いが一つあります:
- 64ビット Altium Designer(Altium Designer 18.0 以降) - データベースライブラリ(DbLibs)で MS Access を使用するためには、64ビット版の Microsoft Access Database Engine が必要です。
- 32ビット Altium Designer(Altium Designer 17.1 以前) - データベースライブラリ(DbLibs)で MS Access を使用するためには、32ビット版の Microsoft Access Database Engine が必要です。
通常、Microsoft Office の適切なバージョンがインストールされており、その一部として Access が含まれています。しかし、同じコンピュータ上で32ビット版と64ビット版の Altium Designer の両方を実行する必要がある場合、問題は Microsoft が公式には、同じコンピュータ上で32ビット版と64ビット版の Office アプリケーションおよびドライバーの共存をサポートまたは推奨していないことです。
Altiumは以下の2つの解決策を提案しています:
- Microsoft Office(Access含む)が利用できない場合は、64ビット版Microsoft Accessデータベースエンジン(2016)をダウンロードしてインストールしてください。
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32ビット版のMicrosoft Office(Access含む)が利用可能な場合は、まず64ビット版Microsoft Accessデータベースエンジン(2016)をダウンロードしてインストールし、その後にMicrosoft Officeをインストールしてください。
この解決策は32ビット版Microsoft Office 2007でのみ機能します。32ビット版Microsoft Officeの後のバージョンでは機能しません。
64ビット版MS Accessデータベースドライバーのインストール手順、その後に32ビット版MS Officeをインストール
64ビット版Microsoft Accessデータベースエンジン(2016)を最初にインストールし、その後に32ビット版(2007)のMicrosoft Officeをインストールする手順は以下の通りです:
- すべての32ビット版Officeインストール(言語パックなども含む)をアンインストールします。32ビット版Microsoft Accessデータベースエンジン2010または2016をインストールしている場合は、これもアンインストールする必要があります。
- 64ビット版Microsoft Accessデータベースエンジン2016をインストールします。
- コンピュータを再起動します。
- 64ビット版Altium Designerがデータベースライブラリと連携するかテストします。
- 32ビット版のMicrosoft Office(2007)をインストールします。
- コンピュータを再起動します。
- 32ビット版Altium Designerがデータベースライブラリと連携するかテストします。
これらの手順を完了した後でもデータベースライブラリにアクセスできない場合は、こちらで説明されているように適切なMicrosoft SQLクライアントをインストールすることでこの問題を解決したと報告しているユーザーがいます。 Microsoft Accessバージョンの機能と違いの比較マトリックスについてもっと学ぶ