ペーストマスクの拡張

ルール分類：単項

概要

各パッドサイトで作成される形状は、このルールによって指定された量だけ半径方向に拡大または縮小されたパッド形状です。

制約

ペーストマスク拡張ルールのデフォルト制約

• Expansion - 初期パッド形状に適用される値で、ペーストマスク層上の最終形状を得るために使用されます。

• Measure Method - このドロップダウンを使用して、ペーストマスクを絶対拡張またはパッド領域のパーセンテージとして指定します。オプションがPercentに設定されている場合、Expansionはパッド領域のパーセンテージとして定義されます。次のようにExpansionを設定できます:

  • Expansion = 0 - ペーストマスクの開口部はパッドと同じサイズです。

  • Expansion < 0 - パッド領域よりも<Value>パーセント小さいペーストマスク領域を定義するために、負の値を入力します。

  • Expansion > 0 - パッド領域よりも<Value>パーセント大きいペーストマスク領域を定義するために、正の値を入力します。

   

• Use Paste - チェックボックスをオンにして、選択したエクスパンション値をデフォルトで全ての設計に適用します。エクスパンション値はPad PropertiesパネルのPaste Mask Expansion領域に反映されます。チェックボックスをオフにすると、対象/選択されたパッドからペーストが削除されます。このオプションが無効の場合、エクスパンション値はデフォルトで0になります。

重複ルールの競合がどのように解決されるか

すべてのルールは優先度設定によって解決されます。システムは最高優先度から最低優先度までのルールを通過し、チェックされているオブジェクトに一致するスコープ式を持つ最初のルールを選択します。

ルールの適用

出力生成時。

注意

• パッドのペーストマスクの拡張は、個々のパッドに対して定義することができます。Propertiesパネルを通じて選択したパッドのプロパティを閲覧する際、適用される設計ルールで定義された拡張に従うオプションが利用可能であり、またはルールをオーバーライドして指定された拡張を問題の個々のパッドに直接適用するオプションもあります。

• ペーストマスクの拡張は、以下のオブジェクトに対しても個々のレベルで定義することができます（選択したオブジェクトのプロパティを閲覧する際に、Propertiesパネルを通じて）：トラック、リージョン、フィル、アーク。適用される設計ルールで定義された拡張に従うオプション、ルールをオーバーライドして指定された拡張を問題の個々のオブジェクトに直接適用するオプション、またはマスクを全く使用しないオプションが利用可能です。