OLEオブジェクト
OLEオブジェクトのダイアログでは、OLEオブジェクトのプロパティを管理できます。
概要
このダイアログでは、OLEオブジェクトのプロパティを定義できます。
オブジェクトリンクと埋め込み(OLE)の機能により、他のWindows OLEアプリケーションが提供するオブジェクトをPCB設計に埋め込み、ソースアプリケーションにアクティブにリンクすることができます。多くの場合、これにより、埋め込まれたPCBデータをそれを作成したアプリケーション内から編集できます。
PCBドキュメントに配置される典型的なオブジェクトには、一般的なExcelドキュメント、Wordドキュメント、または適切なOLEイメージアプリケーションからのグラフィックオブジェクトが含まれます。サポートされているファイルタイプには、CSV
やXLS
形式のスプレッドシート、DOC
やRTF
のWordドキュメント、8ビットのBMP
やJPG
イメージファイルなどのユニバーサルフォーマットが含まれます。
詳細については、OLEオブジェクトページをご覧ください。
アクセス
配置中にPlace » Object From Fileをツールバーから選択し、Tabキーを押すことでダイアログにアクセスできます。配置後は、OLEオブジェクトをダブルクリックするか、オブジェクトを右クリックしてコンテキストメニューからPropertiesを選択することでダイアログにアクセスできます。
オプション/コントロール
- Rotation - OLEオブジェクトの回転度を定義します。
- Location X/Y - OLEオブジェクトのX軸とY軸を定義または編集して、配置場所を設定します。
- Layer - ドロップダウンメニューからOLEオブジェクトを配置するレイヤーを選択します。
-
Edit Data - 対応するOLEアプリケーションでオブジェクトを編集用に開きます。アプリケーションでファイルが保存されると、結果は埋め込まれたPCBオブジェクトに反映されます。例えば、OLEオブジェクトが
XLS
ファイルの場合、 ファイルはMicrosoft Excelで開かれます。Excelで変更を加えて保存すると、それらの変更がPCB上で反映されます。
ヒント
OLEオブジェクトは、Tools » Convert » Explode OLE Object to Free Primitivesコマンドを使用して、適切な領域やテキストオブジェクトに分割することで、自由プリミティブのコレクションに変換することもできます。
OLEオブジェクトを編集しようとした際に対応するOLEアプリケーションが見つからない場合にも、自由プリミティブへの変換オプションが提供されます。