ライブラリ マイグレーターの改善
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ライブラリ マイグレーター を大幅に更新し、ファイルベースのコンポーネント ライブラリをサーバベースの 管理されたコンポーネント へワンクリックで変換できます。 改善点には、ユーザインターフェースやソースライブラリ解析プロセス(コンポーネント タイプやパラメータの内容を自動で検出する)の導入が含まれます。
結果として、従来のファイルベースのコンポーネント ライブラリは、管理されたサーバ コンポーネントへシングルステップで移行できますが、一方、マイグレーターは、自動でタイプの分類、対象のソースフォルダ、パラメータを含める、値のタイプ、関連データの移行を処理します – 以下のシンプルモードをご覧ください。複数のコンポーネント タイプを含むライブラリ (モノリシック ライブラリ) も、自動で検出され処理されます。
変更したライブラリ マイグレーターは、自動化されたワンクリックの方法に加えて、Properties パネル から高度な設定オプションも利用できます。このオプションは、各ソースライブラリの移行設定をコントロールし、要求に合わせてプロセスを微調整 (または、根本的に変更) できます。
ライブラリ マイグレーターは、Altium server へサインインしている時に利用でき、以下の方法でアクセスできます:
- Components パネル の Categories 欄内にあるファイルベースのライブラリを選択し、 メニューからMigrate Library オプションを選択します。
- Projects パネル のライブラリファイルを右クリックし、メニューから Migrate Library を選択します。
- 回路図/PCB ライブラリエディタで、Tools » Migrate Library を選択します。
- Windows フォルダから Explorer パネル へドラッグアンドドロップします。
- メインメニューから File » Library Migrator を選択します。
最初の 4 つのオプションは、簡易モードでマイグレーターを開きます。このモードは、選択したライブラリをすぐに移行するオプション ()、または GUI モード () で Library Migrator を開きます。
簡易モード
ライブラリ マイグレーターの簡易モードでは、ソースライブラリの解析に基づいて移行プロセスの全ての面を事前に選択し、 コマンドからシングルステップとしてライブラリの移行を完了します。
このプロセスに関する重要な点は以下の通りです:
- すぐに使用できるコンポーネントの移行は、ソースコンポーネント タイプと一致する Component Template を入手できるかどうかに依存します。Install sample data オプションを インストール中に選択した 場合、適切なテンプレートをサーバで利用できます。
- 認識できない (検出されない) コンポーネント タイプのソースライブラリは、
Components/Uncategorized
サーバフォルダ内の割り当てられていないコンポーネント タイプとして移行されます。移行を実行する前に、これは、詳細 (フル UI) モードの デジグネータのマッピング、またはパラメータのグループ化 を適用して解決できます。 - モノリシック ライブラリは、自動でサブグループへ分割されます。各グループは、そのライブラリ内のコンポーネントのタイプを表します。グループは、個別のライブラリとして処理されます。
- validation エラーを引き起こすコンポーネントは、省略されます。
- プロセスで起こったエラーは、Migration Report (移行が完了した時、 ボタンから利用できます) で確認できます。
新しく作成された管理されたコンポーネントのライブラリ移行の結果は、Explorer と Components パネルの両方で確認できます。移行したコンポーネントには、全てのモデル、適用したコンポーネント テンプレートで変換されたパラメータ、サプライヤー ソースデータから入手された Part choice や、参照リンク、またはファイルが含まれます。
詳細モード
ライブラリ マイグレーターのフル GUI は、詳細モード (ライブラリ、コンポーネント タイプ、コンポーネント パラメータの管理を詳細にコントロールできます) の時に表示されます。コンポーネント ライブラリのサーバへの移行は、Properties パネル と組み合わせて特定の要求に合うよう設定できます。
詳細モードは、ライブラリ マイグレーターを File » Library Migrator コマンドから開いた時、または簡易モードで ボタンを選択した時に有効になります。ライブラリは、マイグレーターの ボタン、またはライブラリファイルを SOURCE LIBRARIES の領域へドラッグアンドドロップして、SOURCE LIBRARIES の項目 (まだ、追加されていない場合) に追加されます。右クリック オプションを使用して、選択したライブラリ、または抽出したサブライブラリを移行から除外できます。
MIGRATION PREVIEW の項目には、ソースライブラリから識別されたコンポーネント タイプ グループ (Component Types ()、または提案された Folder Structure () ) のリストを含む、それらのコンポーネント (Components) のパラメータベースの表が表示されます。表内のパラメータ値は、すぐ編集できます (ソースライブラリを開いて編集する必要はありません)。下部のDetails 領域には、現在、選択したコンポーネントから入手されたその他の情報 (Part Choice、モデル、データシート) が含まれます。
インターフェースに表示される詳細オプションやデータに関係なく、マイグレーターの詳細ビューは、簡易ビューと同じ方法で使用できます ( ボタンをクリックするだけで移行プロセスを実行できます)。簡易ビュー プロセスと同様に、マイグレーターはライブラリを分析し、コンポーネントのタイプを推測して正しいコンポーネント テンプレートを適用します。次に、テンプレートは、サーバの対象のフォルダ、適用する割付方針、ライフサイクル定義、パラメータ マッピング/interpretation を決めます。
Configuration のエクスポート-インポート
ライブラリ マイグレーターは、現在の configuration 設定 (目的のパス、パラメータ マッピング、割付方針、ライフサイクル定義、目的のコンポーネント タイプ等の移行設定を含む) が含まれているテキストベースのファイルをエクスポートする機能を備えています。
Migration Configuration ファイルは、File » Export » Migration Config コマンドから *.lmcfg
ファイルタイプとして保存され、File » Import » Migration メニューオプションからいつでも復元できます。
configuration を復元する機能は、ソースファイルベースのライブラリを更新して、それらの変更をサーバへ移行する必要がある時、特に役立ちます。ライブラリを最初に移行した時に configurationをエクスポートした場合、復元した (インポートした) configuration により、使用された正確な configuration 設定が再確立されます (そのライブラリの一貫したデータ移行方針が保証されます)。
モノリシック ライブラリ
複数のコンポーネント タイプが含まれているソースライブラリは、マイグレーターの解析ルーチンで検出され、サブライブラリ グループに分離されます。そこで、個々のタイプのライブラリとして処理できます。コンポーネント タイプの検出は、ソースコンポーネントのデジグネータ (R?
、C?
等) や、他の主要なコンポーネント パラメータ (Description、ID 等) に含まれているキーワード (Resistor
、Res
等) に基づきます。
以下に示す例では、ソースライブラリ (ProjectABC.IntLib
) は、検出されたコンポーネント タイプ (Capacitors、Resistors 等) に従って自動で ’分割’ されています。Component Types 列でコンポーネント タイプを選択して、Components の表にコンポーネントをプレビューできます。
分類されないコンポーネント
上図で、1 つのライブラリのサブグループが、Uncategorized
(Component Types の項目も Uncategorized
) と言う名称になっていることに注意してください。これは、マイグレーターがタイプを検出できず、コンポーネントのグループへ割り当てることができなかったことを示します (Component Typeは、None
に設定されます)。この例の場合、検出されないコンポーネント (Inverter logic ICs) は、認識されないデジグネータ プリフィックス (U?
) を使用し、それらのパラメータには、IC
, logic
等のような検出されたキーワードは含まれません。
この問題は、Library Splitting ダイアログ ( ボタンから表示します – ソースライブラリ (ProjectABC.IntLib
) を選択している時に利用できます) で、それらのコンポーネントに使用したデジグネータを目的のコンポーネントタイプへ手動でマッピングして解決できます。
ダイアログの Custom Designator Mapping オプションを選択して、 ボタンをクリックし新しいマッピングを作成します。Designator のドロップダウン リスト (全てのデジグネータが含まれています) から、分類されていないコンポーネントの正しいデジグネータ ストリング オプションを選択します。それから、Component Type ドロップダウン メニューから目的のコンポーネント タイプ オプションを選択します。 ボタンを使用して、完了したタイプ-デジグネータ マッピング (U?
デジグネータから Logic
コンポーネント タイプへ) を確認します。必要に応じて、コンマ区切りの複数のデジグネータ タイプを手動で入力できることに注意してください。
適用したマッピングでコンポーネント タイプが指定され、マイグレーターは、一致するコンポーネント テンプレート (Logic
) を使用して、テンプレート設定で定義した (フォルダ、名称等) ようにライブラリの移行を設定します。
エラーと警告
ライブラリ マイグレーターを実行した時 ()、または移行 Validation を実行した時 ()、サーバへ正しく、または全く移行されないコンポーネントは、Advanced UI の warning、または error タグで示されます。
移行を実行しようとすると、Messages panel には検出された違反の問題が表示され、現在の migration configuration を放棄するか、続行するかを選択するダイアログが表示されます。後者の場合、無効なコンポーネントは移行されません。または、移行プロセスが失敗します。
移行を取り消した場合、または手動で Validation を実行した時、移行チェックに失敗したコンポーネントは、それに関するエラー/警告アイコンや、下部の Details 領域に詳細情報が表示されます。Status 列のアイコンは、移行ルールチェックに違反しているコンポーネントを示します。
エラーと警告の解決
ここで示す例のように、コンポーネントの 順方向電圧
値を有効な電圧に解釈できないパラメータエラーは、次の方法で解決できます:
- 移行プロセスからコンポーネントを削除します – そのコンポーネントを右クリックして Exclude from Migration オプションを選択します。
- 問題のあるパラメータ値を編集します – セル上で準拠する形式に編集します。
- 適用したコンポーネント テンプレートで決めたように、マップしたパラメータの Type を
Voltage
から解釈されないText
へ変更します – マイグレーター UI でソースライブラリを選択してから、Properties パネルの Parameter Mapping リスト (General タブ下) にあるForward Voltage
の Type を変更します。
ここで示されているような場所がわからないデータシート ファイル等、ファイルが見つからないエラーは、以下の方法で解決できます:
- 見つからないファイルを探して、本来の場所へ保存します。
- 上記のように、ライブラリ移行プロセスからコンポーネントを除外します。
- データシート ファイルの移行を無効にします – Properties パネルの Datasheet の項目 (Advanced タブ下) にある Migrate オプションを変更します。
特定のコンポーネントを見つけたい場合、Search 欄を (右上) 使用します。この検索は、選択したコンポーネント タイプと一致するパラメータ値でアイテムリストをフィルタ表示します – ソースライブラリの全てのコンポーネントへ検索を適用するには、Component Types 下の All を選択します。
重複検出
ライブラリ マイグレーターには、サーバでコンポーネントが重複して作成されないようにするメカニズムも含まれています。これは、validation 中に、ソースライブラリのコンポーネントの識別子パラメータや、サーバにあるコンポーネントの Part Choice を比較して実行されます。
マイグレーターのデフォルト設定で、Validation ステップ () では、サーバで同じコンポーネントの Name
、または Part Choices
(コンポーネントの重複を示す) が検出された時、Warning メッセージが表示されます。表示された警告/エラーメッセージには、重複違反のタイプ (パラメータ、または Part Choice)、違反しているライブラリ コンポーネント名とサーバ コンポーネント (ID による) が含まれます。
重複違反を検出するために使用するパラメータの名称と値は、Properties パネルの Advanced タブにある Duplicates Detection 領域で指定します。Unique Field ドロップダウン メニュー (デフォルトで Name
に設定されています) を使用して、ソースライブラリで利用できるパラメータから選択します。この選択は、より幅広いエンタープライズ システムに結び付けるために独自の識別子欄を使用する会社のライブラリ構成に特に役立ちます。
Properties パネルの General タブにある Migration Checks 領域で別の Report Mode を選択して、重複違反に対して別のタイプの status フラグを設定できます。
1 つのモデル ライブラリ
自動化された重複検出は、ソースライブラリ (全てのコンポーネントに共通のシンボルモデルを使用) を処理するためにも使用されます。このようなライブラリは、特定のパッケージ形式の抵抗等 (この場合、各シンボルは標準のモデル グラフィック)、スタイルや値が異なる 1 つのコンポーネント タイプで構成される傾向があります。
この 1 つの共通のモデル条件は、ライブラリ マイグレーター (移行を構成して、各コンポーネントに個々の名称を付けたシンボルではなく、移行された全てのコンポーネントに適用する 1 つのシンボルモデルを移行します) で検出されます。移行されるシンボルには、一般的な Symbol
名が採用され、全てのコンポーネント パラメータは変更されません。
移行されたライブラリシンボル (Name が Symbol
で、Description 欄が空白) は、要求に合うように編集できます。Explorer パネル で、右クリックして Edit オプションを選択します。このプロセス中、Create Revisions for Item ダイアログ で Update items related to <symbol ID> オプションを選択し、移行したコンポーネントが新しいシンボル レビジョンを使用するようにします。
モデルのみの移行
ライブラリ マイグレーターでは、ソースライブラリでコンポーネント モデルを検出し処理する特別な Models Only 移行モードへ切り換える場合があります。このマイグレーター モードへ切り換えるには、Advanced Setting ダイアログ (Preferences ダイアログの System – General ページ から利用できます) の LibraryMigrator.ModelsOnlyMode
オプションにチェックを入れます。
Models Only モードのマイグレーターの解析プロセスでは、ソースライブラリ (IntLib
、SchLib
、PcbLib
等) で利用できる全てのシンボル、フットプリント、シミュレーション モデルが検出されます。それから、システムのデフォルトの場所、割付方針、ライフサイクル定義を使用して、それらのモデルをサーバへ移行します。
ライブラリ マイグレーターを Advanced モード () へ切り換える、またはその Advanced モード (File » Library Migrator) で開くと、モデルの移行に関する詳細を利用できます。Migration Preview 領域には、サーバ (Properties パネルの各モデルタイプにある Folder 欄のデフォルト設定から変更できます) で使用される Folder Structure が表示されます。各モデルに適用する naming scheme (割付方針) やLifecycle definition (ライフサイクル定義) は、利用できるシステムタイプから選択できます (以下の Properties panel をご覧ください)。
サーバへのコンポーネント モデルの移行は、必要に応じて、Properties パネルで特定のモデルタイプを無効にして (または、有効にして) ( ボタンを使用して)、タイプごとに制限できます。
ライブラリ マイグレーターを設定したら、 ボタンを選択してリスト内のコンポーネント モデルの移行を完了します。その結果は、移行ログファイル (Library Migrator progress ダイアログ ()、または Explorer パネル で移行したモデルを表示して利用できます) で確認できます。
コンポーネント タイプの統合
システム (または、実際には接続したサーバ) に登録されているコンポーネント タイプの範囲は、Preferences ダイアログの Data Management – Component Types ページで表示、管理できます。タイプは、関連するコンポーネントの テンプレート やサーバの フォルダ と一緒にリスト表示されます。また、ライブラリ マイグレーターによってライブラリ ファイルがサーバへ移行された時に作成された新しいタイプも含まれます。
複数の新しいコンポーネント タイプの作成は、通常、ライブラリ移行設定で Parameter Grouping (指定したコンポーネント パラメータ値) を使用して、各移行したコンポーネントのタイプを決める時に行います。例えば、移行したコンポーネントの Categories
パラメータは、Resistor-0608
や Resistor-0402
等になります。ここでは、将来的な使用に備えて、1つの Resistors
コンポーネント タイプにグループ化するのが最適です。
このような状況では、全てのコンポーネント タイプを手動で変更するではなく、プリファレンスの Component Types ページで、選択したタイプを指定した 1 つの項目に統合できます。これを行うには、統合する全てのタイプを選択して右クリックし、メニューから Merge オプションを選択します。以下のMerging ダイアログで、Merge to ドロップダウン メニューから目的のコンポーネントタイプを選択し、ダイアログの ボタンをクリックして確認します。下図は、移行した Resistor のコンポーネント タイプを統合した例です。
このプロセスでは、統合するタイプ (例えば、Resistor-0402
、Resistor-0603
等) のコンポーネントのコンポーネント タイプを、目的のタイプ (この例では、Resistors
) へ変更します。これにより、Components パネル の Categories でタイプを選択する時、特定のタイプを利用できると言うことです。コンポーネントのエントリは、他の方法では影響を受けないことに注意してください。それらは、既存のフォルダ (移行中に作成されたコンポーネント テンプレートに関連し、テンプレート自体はそのまま利用できます) に残ります。
統合した後、Data Management – Component Types ページでは、Resistors
コンポーネント タイプに複数のテンプレートがデフォルトとして設定されています – すなわち、Resistors
テンプレートと、新しく統合したコンポーネント タイプ (Resistor_0402
テンプレート等) に関連するテンプレート。Resistors
コンポーネント タイプの フォルダ エントリは、それらの複数のテンプレートのフォルダに対応しています。
この統合により、ライブラリ マイグレーターで、移行済みコンポーネント タイプとして Resistors
が選択されている場合、代替えとして、統合したテンプレートのいずれか (Resistor_0402
等) を選択して適用できると言うことです。新しいコンポーネントを作成した時 (File » New » Component)、それらのテンプレートは、Create new Component ダイアログ で Resistors
コンポーネント タイプのサブエントリとして表示されます。
テンプレートの割り当て
Edit Templates ダイアログ ( ボタンから表示) では、Data Management – Component Types ページに示されているテンプレートから、コンポーネント タイプへのマッピングを更新できます。このマッピングは、ダイアログの列で示されているように、関連付けられた テンプレート を使用した時に適用される コンポーネント タイプ を表します。または、逆に言うと、コンポーネント タイプを選択した時 (新しいコンポーネントを作成する時等) に使用されるテンプレートを表します。
ダイアログで選択したテンプレートの関連付けは、そのエントリのドロップダウン メニューから別のコンポーネント タイプを選択して変更します。ダイアログを閉じると、テンプレートの ComponentType
パラメータ値やその Default Folder
設定は、新しく指定したタイプに対応するように変更されます。これは、手動でテンプレートを編集するのと同じです。
更新したテンプレート-タイプのマッピング結果は、Data Management – Components Types ページ (Name ベースのリストで、Name はコンポーネント タイプを表します) に表示されます。これは、いくつかのテンプレート (Resistor_0402
、Resistor_0603
等) が関連付けられていて、Resistor_LibMigrate
のコンポーネント タイプが適用されることを示します。
Properties パネル
ライブラリ マイグレーターに関連する Properties パネル の設定では、選択したライブラリ (または、サブライブラリ グループ) の詳細な移行設定をコントロールできます。そのパネルのオプション設定は、デフォルトのシステム設定、または適用した Component Template (ライブラリの検出されたコンポーネント タイプで設定されます – ここの例では、LED
) で指定された設定で定義されます。この設定は編集でき、必要に応じて、移行プロセスを調整できます。また、Reset to Default リンク (右上) を使用して復元できます。
パネルの General タブの項目は、以下の通りです:
- General – マイグレーターで検出された、選択したライブラリのコンポーネントのタイプ (Component Type) と、それに関連して適用されるテンプレート(Component Template)。これらの設定は、新しいコンポーネント タイプを作成する欄を編集、または ボタンを介して代替タイプ、またはテンプレートを選択して無効にできます – これは、分類されていないコンポーネントの問題 を処理するための別の方法です。ソースライブラリ パラメータとライブラリ マイグレーターの現在の設定から派生したテンプレートを自動で作成するには、Component Template オプションを
Create new
に設定します。 - Parameter Mapping – ライブラリ パラメータと、適用されたコンポーネント テンプレートのパラメータ間の適合と、各パラメータの値のタイプ (テキスト、または単位対応タイプ)。Source Library Parameter 列のドロップダウンメニュー オプションを使用して、マッピングを変更できます。また、Type 列メニューオプションを使用して、テンプレートによって決定された既存の設定を無効にできます。パラメータ名は編集でき、パラメータセットは追加、編集、削除できます。
- Part Choice Mapping – マイグレーターで認識された部品選択 (または、サプライヤーリンク) パラメータのリスト。ドロップダウンメニュー オプションを使用して、マッピングを再定義、またはマッピング セットを追加、削除できます。
- Migration Checks – 移行ルールの違反に対するマイグレーターのエラー/警告を表示、または設定。Report Mode のドロップダウンメニューを使用して、Violation Type の応答とアイコンを変更できます。
Fatal Error
レポートモードを選択した場合、この違反が検出されると、移行プロセスはブロックされることに注意してください。
パネルの Advanced タブには、移行したデータ オブジェクト (システム デフォルト、または適用されたコンポーネント テンプレートで設定された) に関する設定があります。これらには、コンポーネントのモデル、データシート ファイル、作成されたコンポーネント テンプレートが含まれています。Datasheet オプション (有効/無効の切り換え) を除いて、各移行オブジェクトの設定には、以下が含まれています:
- Folder – オブジェクトを移行するサーバのフォルダ。ブラウズボタン () から手動で編集、または選択できます。
- Naming Scheme – コンポーネント テンプレートで定義した、オブジェクトのサーバ名の割付仕様。または、アクティブなテンプレートが無い場合、目的のフォルダに設定する方針 (または、手動で入力したもの)。
- Revision Naming Scheme – 適用されたテンプレートで設定された、またはエントリのドロップダウンメニュー オプションから選択した、オブジェクトのサーバ レビジョンに使用する割付規則。システムで有効にしている方針のみ、オプションとして利用できます。
- Lifecycle Definition – 適用されたテンプレート、またはエントリのドロップダウンメニュー オプションから選択した、オブジェクトに使用するライフサイクル システム。システムで有効にしている定義のみ、オプションとして利用できます。