新しい BOM レポートマネージャ

現在、バージョン 17.0. をご覧頂いています。最新情報については、バージョン 新しい BOM レポートマネージャ の 19.0 をご覧ください。

新しい BOM レポートマネージャのハイライト

BOM 生成は、設計の最後の重要な段階です。

新しい BOM レポートマネージャのハイライトは、以下です:

  • 新しいレポートマネージャにより、BOM を設定するプロセスが容易になります。レポートマネージャでは、ActiveBOM のインターフェースと多くの機能が共有されています。そして、プロジェクト内に ActiveBOM ドキュメント (BomDoc) がある場合、そこで定義したレイアウト設定は、レポートマネージャに自動で適用されます。
  • ActiveBOM ドキュメントで定義した BOM セットを利用でき、容易に、ある BOM レイアウトから他へ切り換えできます。
  • Microsoft Excel® をインストールしなくても Excel® フォーマットのファイルを生成できます。

 

プロジェクト内に ActiveBOM ドキュメント (BomDoc) がある場合、そのドキュメントのレイアウト設定がレポートマネージャへ適用されます。

ActiveBOM の詳細を見る

BOM Item リスト

レポートマネージャの主な領域には、全てのコンポーネントがリスト表示されます。プロジェクトに BomDoc が含まれていない場合、これは、回路図に配置されたコンポーネントのリストになります。プロジェクトに BomDoc が含まれていて、BOM item が追加されている場合、これらも含まれます。

ビューモード

BOM Item のリストを表示するための 3 つのビューモードがあります。リストの上にあるボタンを使用して、必要なモードを選択します:

 Flat ビュー - 全てのコンポーネントの行。

 Base ビュー - プロジェクト内の各固有のコンポーネントの行。Designator 列には、この種類の全てのコンポーネントのデジグネータがリスト表示されます。ソースが BomDoc の場合、複数の表示オプションを利用できます。BomDoc の Properties パネルで必要な Designator Grouping モードを選択します。

 Consolidated ビュー - プロジェクトにバリアントが含まれている時に使用し、全てのバリアントに関する統合された BOM を表示できます。

 

Base と Consolidated ビューは、管理されたコンポーネントでは component ItemID、または管理されていないコンポーネントでは Library Reference でデフォルトでグループ化されます。BomDoc で、これは、Component Grouping ダイアログ(BomDoc の Properties パネルから表示)で追加、または代替えのパラメータを有効にして調整できます。

バリアント

プロジェクトでバリアントを定義している場合、ビューモード セレクターの隣のドロップダウンにリスト表示されます。ドロップダウンから必要なバリアントを選択します。Consolidated ビューが有効な場合、このコントロールは無効になります。

Preview

ボタンをクリックすると、現在の設定の File Format Template オプションに基づいて、BOM のプレビューを生成できます。


 BOM Item リストの設定

Properties

General

Bom Sets

  • BOM Set -  ActiveBOM ドキュメント (*.BomDoc) で、BOM Sets により、BOM Item 表のレイアウトや構成を取り込み、名称を付けたセットとして保存できます。任意の数の BOM Set を ActiveBOM ドキュメントの Properties パネルで定義できます。ドロップダウンを使用して、選択した BOM Set をレポートマネージャの BOM Item 表へ適用できます。

BOM Items

  • Show Not Fitted -  PCB プロジェクトにバリアントが含まれていて、選択したバリアントに Not Fitted に設定した部品がある場合、これを有効にして、BOM Item 表の Not Fitted アイテムを表示できます。
  • Include Alternative Items - Alternative(機能的に同等)アイテムは、ActiveBOM(右クリックメニューを介して)の管理されたコンポーネントに定義できます。このオプションを有効にして、それらを BOM に含めることができます。Alternative アイテムは、オリジナル部品の下の新しい行に表示されます。
  • Include DB Parameters in Variations - DbLink/DbLib/SVNDbLib ファイル経由で配置したデータベース コンポーネントがあり、バリアントでそれらのコンポーネントがバリエーションとして設定されている場合、このオプションにチェックを入れると、選択したバリアントが変更された時、データベース パラメータを更新できます。

Supply Chain

  • Production Quantity - 構築する基板数。この欄を定義することは重要です。これは、サプライチェーン検索中に、サプライヤーから入手可能なコンポーネントを確認するために使用されるためです。
  • Currency - コンポーネント価格を表示する通貨。Altium アカウントへサインインしている場合、通貨換算の為替レートは、毎日、更新されます。Altium から切断した時(Preferences ダイアログの System - Account Management  ページで)、更新されたレートは利用できません。この状況で、キャッシュされたデータを使用するためのオプションがダイアログにあります。
  • Solutions per Item - BOM Item ごとに表示する manufacturer parts (MPNs) 数。
  • Suppliers per Solution - manufacturer part (MPN) ごとに表示するサプライヤー数 (SPNs)。

Supply Chain Data

  • Real-time - オンラインで作業している(インターネットへ接続して Altium アカウントへサインインした)時、サプライチェーンデータへリンクしたコンポーネントに関する価格ベースのデータは、リアルタイムで自動で更新(そして、キャッシュ)されます。為替レートは日々、更新されます。リアルタイムの価格の更新は、パフォーマンスに影響があることに注意してください。BOM が完了し、出力を生成できる時、このモードを有効にします。
  • Cached - オフラインで作業している場合、最後にキャッシュした価格データは、cached オプションを選択して使用できます。

Export Options

  • File Format - ドロップダウン リストからフォーマットを選択します。以下のファイル フォーマットを対応しています:
    • CSV (Comma Delimited) (*.csv)
    • Tab Delimited Text (*.txt)
    • Microsoft Excel File (*.xls, *.xlsx) (MS Excel をインストールする必要はありません)
    • Microsoft Excel File - Native (*.xls, *.xlsx) (MS Excel をインストールする必要があります)
    • Portable Document Format (*.pdf)
    • Web Page (*.htm, *.html)
    • XML Spreadsheet (*.xml)
  • Template - テキストボックスへファイル名を入力するか、ドロップダウンを使用してテンプレートファイル (*.xlt) を選択するか、... をクリックしてテンプレートファイルを閲覧して、目的の Excel テンプレートを指定します
    • 管理されていないプロジェクトの場合、テンプレートの場所は、Preferences ダイアログの Data Management - Templates ページで定義します。
    • 管理されているプロジェクトの場合、テンプレートは、管理された content server に保存されています。
  • Add to Project - BOM を作成した後、プロジェクトに追加するには、チェックを入れます。
  • Open Exported - エクスポートしたファイルを保存した後、関連するソフトウェア アプリケーション(例えば、Microsoft Excel)を開くには、チェックを入れます。
  • Report BOM Violations in Messages - このオプションを有効にした時、ActiveBOM の BOM チェックは BOM 生成中、実行されます。検出された違反の詳細は、Messages パネルに表示されます。

Columns

ダイアログのこの領域は、BOM Item ごとに表示するパラメータや、それらのパラメータに利用できるデータソースを設定するために使用します。

  • Search - この欄を使用して、名称、またはエイリアス文字列内のテキストを検索し、目的のパラメータを素早く見つけることができます。
  • Sources - BomDoc () へ直接、追加したデータや、ActiveBOMで利用できるデフォルトのデータソースは、回路図のコンポーネント パラメータ () や、管理されたアイテムの content server にあるコンポーネント パラメータ ( ) です。ActiveBOM では、これらのソースから主要なプロジェクトの BOM Item 表が生成されます。また、BOM には、以下のデータソースから入手した情報も含めることができます:
    •  PCB - Columns に、PCB コンポーネントの座標/回転角/配置面を含めるには、有効にします。
    •  Database - 外部のデータベース (*.DbLib、*.SVNDbLib、*.DbLink) のコンポーネント パラメータを追加するには、有効にします。
    •  Document - Columns に、PCB プロジェクトの全ての回路図で検出した回路図ドキュメント パラメータを含めるには、有効にします。
    •  Altium Cloud Services - Altium パーツ プロバイダで識別された BOM Item の幅広いコンポーネント データへアクセスし、サプライチェーン ソリューションを表示するには、有効にします。
  • Columns - ActiveBOM で利用できる部品情報のソースのリスト。Columns 領域は、表題欄(Visibility や Source 列を含む)をクリックしてソートできます。
    • Visibility - 各行には、目のアイコンがあります; クリックして、主要な BOM Item 表の列の表示をコントロールできます。
    • Source - そのパラメータが、どこから供給されているかを示すアイコンが表示されます。
    • Name - ソースドキュメントで定義した、またはユーザが作成した BomDoc 列に入力したプロパティ/パラメータの名称。
    • Alias - 必要な場合、エイリアスをソースの BomDoc で定義して、列の別名を設定できます。

 

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注記

利用できる機能は、Altium 製品のアクセスレベルによって異なります。Altium Designer ソフトウェア サブスクリプション の様々なレベルに含まれる機能と、Altium 365 プラットフォーム で提供されるアプリケーションを通じて提供される機能を比較してください。

ソフトウェアの機能が見つからない場合は、Altium の営業担当者に連絡して 詳細を確認してください。

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