ライブの Drill Drawing
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PCB 製造業者へ提供するデータの標準の要素は、drill drawing です。実際のドリルの指示は、ドリルファイル(NC 工作機へ読み込むためのデータ)で提供します。人間が理解しやすいように視覚的な同様の情報として、設計者は、通常、drill drawing を含めます。
drill drawing は、小さいシンボルで示された各ドリルの位置と、基板外形の情報が含まれています。基板の外に、drill table と呼ばれる表(シンボル、シンボルに割り当てた穴サイズ、plated / non-plated、またはドリルレイヤペアのようなその他の重要な穴属性がリスト表示されます)があります。
drill drawing を見るために出力を生成する必要はありません。いつでも、PCB エディタで直接、確認できます。これを行うには、ドリルシンボルを有効にする必要があります(drill table を配置するか、または Drill Symbols ダイアログ(以下で説明している)の Always show Drill Symbols オプションを有効にした場合、自動で表示されます)。
それから、drill drawing レイヤはライブになります(各穴上にドリルシンボルが表示されます)。drill drawing を表示するには、Drill Drawing レイヤをアクティブ、またはカレントレイヤにします。それから、シングルレイヤモードに切り換えます (Shift+S)。
例えば、デザインに複数のドリルペアが含まれている場合に、ブラインド/ベリードビアを使用します。この時、複数の drill drawing(各ドリルペア)を表示(や印刷)できます。PCB エディタで、デザインに複数のドリルペアが含まれている時、自動で表示される小さい三角マークを使用して、各ドリルペアに関する drill drawing の表示をコントロールできます。
Drill Drawing レイヤのタブメニュー
上記のドリルペアメニューの他に、Drill Drawing レイヤのタブには、右クリックメニュー(全てのレイヤタブに対応)があります。このメニューには、標準のレイヤ表示コントロールオプションの他に、以下のドリルに関するコマンドが用意されています:
- Configure Drill Pairs - 現在、設定されているドリルペアが表示され、必要なドリルペアを定義できます。このメニューコマンドを選択して、Drill Pair Manager でドリルペアを設定します。
- Configure Drill Symbols - このコマンドを実行すると、Drill Symbols ダイアログが表示されます。そこで、シンボルを割り当てるために使用する、分類基準を定義します。
ドリルシンボルの設定
Dialog page: Drill Symbols
ドリルシンボルは、Drill Symbols ダイアログで穴サイズへ割り当てられます。シンボルの割り当ては、自動で行われます。各シンボルは、穴サイズ(有効にした grouping オプションに基づいた)へマップされます。Grouping ボタンをクリックして、固有の穴サイズにする基準にしたい grouping オプションを有効にします。穴オブジェクトに同じシンボルを割り当てたい場合、同じ値を共有する grouping 欄のみ表示する必要があります。
例えば、同じサイズの穴のパッドとビアには、同じシンボルが割り当てられますが、Via/Pad オプションが Grouping リストで有効な場合 (Via/Pad 欄が表示されるように) 、別々に表示され、異なるシンボルが割り当てられます。
主なアーティクル: ライブの Drill Table
ドリルテーブルをワークスペースへ配置した時 (Place » Drill Table)、Preferences ダイアログのPCB Editor - Defaults ページで定義したデフォルト欄、フォント、単位、整列で表示されます。デザインに円形でない形状の穴(長穴、または角穴のような)がある場合、Hole Length 欄は、配置中、自動で追加されます。
ドリルテーブルで表示する内容は、Drill Table ダイアログの表内で右クリックして設定できます。
ライブのドリルテーブルは、レイヤペアのドリルを使用する多層基板を対応しています。設計プロセス中、ライブのドリルテーブルを使用する設計者をサポートするために、テーブルには、Layer pairs to preview オプションが含まれています。この設定は、選択したレイヤペアのドリル穴のみテーブルに表示するために使用します。
下図は、各レイヤペアを選択した Drill Drawing レイヤを示します。ドリルテーブルは、選択したレイヤペアに合うように自動で更新されます。
Layer pairs to preview オプションは、出力生成中に、どのドリルペアをテーブルに含めるかコントロールするためには使用しないことに注意してください。それは、出力設定(Layer Properties ダイアログの Drill Layers 設定)で定義します。そして、1 つのテーブルをデザインに配置できることを意味します。レイヤペアの drill drawing を生成中、テーブルには、適切なレイヤペアデータのみ含まれます。
Drill Symbols ダイアログの欄に表示する内容は、Grouping リストで設定します。Drill Table ダイアログの欄に表示する内容は、最初に Preferences ダイアログの default 設定で定義します。ドリルテーブルの欄を追加、削除するには、Drill Table ダイアログの表で右クリックし、Add Column、または Remove Column コマンドを選択します。欄に複数の値が含まれている時は * (アスタリスク) で表示されます。
Drill Drawingの印刷
新しい Drill Drawing 出力を追加した時、デザインで設定されている各ドリルペアの印刷出力が自動で含まれます。